タッチパネルは接触から非接触へ

タッチレス操作の非接触タッチパネルとは

非接触タッチパネルとは

スマートフォンの画面や、自動券売機のパネルなど、画面をタッチすることで情報を入力できるタッチパネル、タッチディスプレイは身近なところで数多く利用されています。画面を変えるだけで入力内容を変更できるので、ボタンやスイッチのついた入力パネルを幾つも用意する必要がありません。邪魔な凹凸の無いフラットな操作面は、機能的で大変便利です。

しかし、タッチディスプレイには問題点もあります。

工場内で作業をする際、

マシンオイルで汚れたり、

洗浄液で濡れたりしている手でタッチパネルを操作すると画面が汚れて見えなくなったり、

操作しづらくなるかもしれません。

汚染されたものを触ることによる感染拡大の危険を回避したい医療現場では、

操作パネルを触るたびに、手の殺菌や手袋の廃棄が必要になります。

このような問題を解決するのが非接触タッチパネルです。

非接触タッチパネルは画面に触れず、指が浮いた状態で入力操作を行う技術です。空中タッチパネル、タッチレス操作パネル、ホバー入力パネル(hover=空中に停止する)ともいわれます。

非接触操作を実現する方法は各種あります。

赤外線やレーザー光を指や手に当てて、その反射光から位置や動きを計測して、接触しない距離で入力を行うもの。

カメラでとらえた画像から位置や動きを解析して、入力操作を検知するもの。

他にも、静電容量方式による非接触操作もあります。

静電容量方式では、操作をする指とパネルに配置されたセンサーの間の静電容量変化を検出します。

そのため、パネルに触れていなくても、微弱な静電容量の変化を正確に検出できれば非接触操作が可能です。

NISSHAの静電容量方式タッチパネルは非接触操作にも対応できます。

どのような場面で必要とされているか

非接触での操作が可能な非接触タッチパネル を求める分野は数多くあります。

製造現場

製造現場内で使用される機器類の操作にタッチパネルが採用されている場合、操作のたびに画面に触る必要があります。

油や水を多く使う工場では、手が汚れる事も多く、そのまま画面に触れて操作をすれば画面を汚して見えづらくなったり、操作しづらくなることもあります。

食品や製薬工場

食品や製薬の工場であれば、汚れや菌類の混入を防ぐため、多くの人が触れる可能性のあるタッチパネル面や入力スイッチなどは衛生管理に気を使います。非接触タッチパネル ならば、このような管理が不要になります。

医療

医療の現場では、接触による感染拡大を防ぐため、多くの人が触れる機器類は入念に滅菌されるか、触れるたびに接触した部分の消毒や、触れたものの廃棄が行われます。

非接触タッチパネル であれば、非接触での入力、操作が可能であるため接触による感染拡大は防げます。

接触していないので、手袋を廃棄する必要もなく、資源の有効活用ができます。介護施設や学校などでも、接触機会を減らすものとして有効活用ができます。

公共デバイス

券売機、ATM、案内用ディスプレイなど、不特定多数の人が触れる機会のある交通機関や公共施設の機器類でも、同じように効果を発揮します。

また、スマートフォンやタブレット端末に非接触タッチパネル を採用すれば、画面に指紋痕を残して汚すことがなく、パスワードを推定される心配もなくなります。

操作性、安全性の向上、セキュリティの強化など、ホバー入力は様々な分野で有効活用できます。

通常のタッチパネルとの一体化も可能 NISSHAのホバー入力方式タッチパネル

非接触タッチパネル は、今後の社会において需要が高まり、欠かすことのできない入力方式の一つとなっていきます。

NISSHA では、静電容量方式を用いた非接触タッチパネル(ホバー入力方式)を開発しています。

フィルムの特長を生かした薄さと軽さに加え、通常のタッチ操作と非接触操作を両立することが可能です。

ホバー入力方式を導入するために赤外線モジュールやカメラなどの追加パーツは必要ありません。

低抵抗な導電パターンの採用とコントローラーICの最適化により、指先とセンサーの間の微弱な静電容量の変化を正確に検知。

これにより、指先-センサー間距離50mmでの非接触入力も可能となります。

今後は、大型、曲面タッチパネルでのホバー入力方式への対応も検討されています。

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