棚割は他店と差別化するための販売技術
効果的な棚割を実現する欠品検知センサーを提案

棚割りは小売業の売り上げを左右する重要な販売技術です。
スーパーによって商品の種類や配置が異なるのは、それぞれのスーパーが独自に検討した「棚割」に基づいて、商品を選定、陳列しているためです。棚割をどうするかによって、商品の売れ行きが大きく左右されるため、どのスーパーも力を入れて検討しています。
NISSHAでは、棚割の検討に活用できる「欠品検知センサー」を開発しています。この記事では、欠品検知センサーを使った棚割の検討について提案していきます。

「棚割」とは、スーパーの限られた陳列スペースの中で「どの商品をどれくらいの数量で陳列するか?」という計画を立てることです。
棚割には大きく二つの目的があります。
ひとつは「お客さまが買い物をしやすい売り場づくり」をすることです。欲しい商品がすぐに見つかる棚割りはお客さまの満足度を高めることができ、再来店率が向上します。
もうひとつは「売り上げ増加の実現」です。限られた陳列スペースの利用効率を高めるには棚割りの工夫が必要です。

棚割りの改善は他のスーパーとの差別化につながります。また多店舗展開をする場合には、棚割を標準化することで、どの店舗でも同様の商品ラインナップや配置が可能になります。

棚割計画に役立つ欠品検知センサー

効果的な棚割を計画する際にはさまざまなデータを総合的に検討する必要があります。そのデータのひとつが商品棚の欠品に関するデータです。欠品の発生状況を正確に把握することは販売機会損失を防ぐうえでさまざまなメリットがあります。NISSHAは、欠品管理データを効率的に取得できる欠品検知センサーを開発しています。

欠品検知センサーの特徴

NISSHAの欠品検知センサーは薄いシート状のセンサーです。商品の陳列棚に敷いてもかさばることなく、商品の高さを制限することはありません。感圧センサーは一定間隔でライン状に配置されており、棚の列ごとに商品在庫が残っているかどうかを検知することができます。
また、センサーの制御装置は棚の裏側に収納できるため、複雑な配線は不要です。このセンサーで取得した情報は、産業用機器で使われている一般的な通信プロトコルで出力できるため、他のシステムとの連携が容易にできます。

効率的な棚割計画の検討に活用できる

棚割を決める際には、現在の棚割でどの程度商品が売れたか、在庫切れが発生していないか、などを知る必要があります。しかし、毎日多くのお客様が来店する中で、店員が商品棚の在庫状況を常に把握し、品切れのタイミングを明確にするのは簡単ではありません。
NISSHAの欠品検知センサーは商品棚の陳列状況をリアルタイムに検出できます。欠品検知センサーを使用することで、店員が頻繁に在庫をチェックをしなくても効率のよいデータの取得が可能です。
こうして取得した販売状況の情報は、売り上げを改善する最適な棚割を決める際の重要な材料となります。

提案:欠品検知センサーで実現する効果的な棚割

効果的な棚割を実現するために、NISSHAの欠品検知センサーはどのように活用できるか。その活用方法を提案していきます。

お客さまの視点に立った陳列棚レイアウトの実現

棚割の第一の目的は「お客さまが買い物をしやすい売り場づくり」でした。欠品のリアルタイム検知は、お客さまがストレスなく買い物できる棚割の実現に貢献します。
例えば飲料品の陳列棚を考えてみます。飲料品の棚にはミネラルウォーターやお茶類、ジュース類そしてスポーツドリンクなど、さまざまな種類の商品が並んでいます。また、ミネラルウォーターなどは同じ分類の商品でも複数のブランドのものが並んでいる場合もあります。このようにたくさん並んでいる商品の中から、お客さまは自分の欲しい商品を探し出すことになります。ですから、ほしい商品がさっと見つけられる棚割であればお客さまのストレスは低減できるはずです。

欠品検知センサーの情報は、お客さまが欲しいものを楽に見つけられる棚割の検討に活用できると考えます。欠品のリアルタイム検出により、「棚から無くなりやすい=よく売れる」商品の順位が把握できます。この情報をもとにお客さまがよく購入する飲料をできるだけ近くに配列すれば、お客さまが欲しい商品を順番に探し歩くストレスを緩和することができるかもしれません。
また、売れ行きの悪い商品も把握できるので、限られた陳列スペースにどの商品を並べるべきなのを考える判断材料としても活用できます。

マーケティング仮説を検証し、売り上げ効果の高いレイアウトを実現する

棚割の第二の目的は「売り上げ増加の実現」です。店舗に何をどう並べるかは、店舗ごとのマーケティング戦略の重要なポイントではないでしょうか。欠品検知センサーは店舗で設定したマーケティングの仮説がどの程度正しかったかを検証することにも活用できます。

たとえば、特売商品やおすすめ商品の仮説検証です。さまざまな研究から、購入する商品を事前に決めていないお客様は入店して最初に目についた商品を取りやすいことが知られています。そこで、購入して欲しいおすすめの商品は、陳列スペースの中でもできるだけ目立つ場所に、目立つ置き方をするのが効果的です。しかし、おすすめ商品を設定してもその商品がお客さまの購買意欲をどの程度高めたかを検証している店舗はそう多くはないのではないでしょうか。おすすめ商品が店頭から無くなるタイミングを欠品検知センサーで把握すれば、店舗で設定した「おすすめ」がお客さまにどの程度受けれ入れられたかをデータ化することができると考えます。また、欠品をいち早く把握して商品を補充できれば、販売機会ロスを防ぐことも可能です。

また、異なる商品を一か所にまとめて陳列した場合の効果確認にも欠品検知センサーは活用できると考えます。
例えば、鍋に使う野菜と鍋用スープのように、近くに置くことで用途をイメージでき、組み合わせ購入をしてもらえる可能性がある商品を同じ棚に並べることがあります。このようなケースの効果計測に欠品検知センサーを活用することができるかもしれません。調味料の棚に設けた鍋用スープのコーナーではほとんど売れなかった商品を野菜コーナーの隣の棚に並べると売れ行きはどうなるか、野菜コーナーのどの位置に棚を設ければ鍋用スープの売れ行きが伸びるのかなど、データを取得することでさまざまな示唆が得られる可能性があります。

より正確な発注量管理

欠品状況をデータ化することは正確な発注管理にも役立ちます。
どの商品をどの場所に置くのかに加えて、各商品を何個ずつ置くのかも棚割を決める上で重要な要素です。品切れや倉庫から品出しをする頻度を減らすためには、売れ筋の商品をできるだけ多く陳列する必要があります。一方で、特定の商品を多く陳列すると、他の種類を陳列できずにお客様のニーズを満たせなくなる可能性があります。
また、あまり売り上げが多くない商品を店頭にたくさん並べると廃棄ロスが増えてしまう可能性もあります。欠品検知センサーは、棚割と売り上げデータを上手く紐づけながら、どの商品をどの程度並べるのか検討することに活用できると考えています。

欠品検知センサーで効率的な棚割の検討を

NISSHAの欠品検知センサーは商品棚の陳列状況をリアルタイムに検出します。欠品検知センサーで取得したデータは、売り上げを改善する最適な棚割を決める際の重要な材料となります。
くわしくは、下のバナーボタンから製品ページをご覧ください。

関連記事

ウエットエッチングとドライエッチングを比較 メリットやデメリット、用途に注目
エッチングは、プリント基板やフレキシブル基板(Flexible printed circuits、F ... もっと見る

ウエットエッチングとドライエッチングを比較 メリットやデメリット、用途に注目

温度センサーのカスタム生産に対応するNISSHAの薄膜金属加工技術
近年、さまざまな分野で温度センサーの必要性が高まっています。 例えば、燃料電池自動車に搭載されている ... もっと見る

温度センサーのカスタム生産に対応するNISSHAの薄膜金属加工技術

こんなことも可能!フォトレジストで製造できる微細な構造体をご紹介
フォトリソグラフィは、光(主に紫外線)を使用して基板上のCu薄膜などにパターンを形成する技術です。パ ... もっと見る

こんなことも可能!フォトレジストで製造できる微細な構造体をご紹介

NISSHAのフィルムデバイス加工技術で実現する高い加工精度
フィルム基材の上にセンサーなどの電子部品を形成したフィルムデバイスは、現在多くの製品に採用されていま ... もっと見る

NISSHAのフィルムデバイス加工技術で実現する高い加工精度

電子部品製造で活躍するスクリーン印刷について解説
古くから文字や模様の印刷を行う際に使われてきたスクリーン印刷の技術は、エレクトロニクス分野でも活用が ... もっと見る

電子部品製造で活躍するスクリーン印刷について解説

製造技術
フィルムデバイス生産で活躍するフォトエッチング加工の基礎知識
エッチング加工の基礎 エッチング加工は、液体やガス状の薬品により素材表面を腐食させて目的の形状を形成 ... もっと見る

フィルムデバイス生産で活躍するフォトエッチング加工の基礎知識

フィルムデバイスの基材となるベースフィルムの種類と特長
Contents1 ベースフィルムの役割2 ベースフィルムの種類と特長2.1 PET2.2 PC2 ... もっと見る

フィルムデバイスの基材となるベースフィルムの種類と特長

フィルムデバイスの量産技術 NISSHAのロール to ロール技術を紹介
Web検索からこの記事にたどり着かれた皆さんは「ロールtoロール」という言葉を既にご存知の方も多いで ... もっと見る

フィルムデバイスの量産技術 NISSHAのロール to ロール技術を紹介

光と電気を通す透明導電膜
Contents1 透明導電膜とは2 透明導電膜の種類2.1 〇  AgNW ( 銀ナノワイヤ )2 ... もっと見る

光と電気を通す透明導電膜

どのように選ぶ? フィルムデバイスの加工方法 
Contents1 フィルムデバイス加工技術の基礎2 パターニング エッチングプロセス、スクリーン印 ... もっと見る

どのように選ぶ? フィルムデバイスの加工方法 

NISSHAのOEM・受託開発
Contents1 お客さまの期待に応えるNISSHAのOEM・受託開発2 優れた品質と高い付加価値 ... もっと見る

NISSHAのOEM・受託開発

見積り依頼/技術に関する相談

フィルムディバイス開発や量産におけるご相談はお気軽にご連絡ください

CLICK