NISSHAの技術を
先進美容に
美を追求するすべての女性の願いを、
長年培ってきた高精密成形技術で形にしたい――。
そんな想いで感性に訴えるテクノロジーを先進美容に応用したのです。
化粧品用途の
マイクロニードルとは

皮膚から効率的に有効成分を吸収させるドラッグデリバリーシステムであるマイクロニードルを応用して開発された先進型スキンケアです。
美容成分そのものを0.1mmレベルの極細の針(ニードル)状に成形し、シート状に加工。これにより肌に貼るだけで針(ニードル)が角層最深部まで届いて溶け出す、これまでにない浸透メソッドを有します。肌の表面に塗るスキンケアと比べて、確実に美容成分を届けることができます。

皮膚から効率的に有効成分を吸収させるドラッグデリバリーシステムであるマイクロニードルを応用して開発された先進型スキンケアです。

美容成分そのものを0.1mmレベルの極細の針(ニードル)状に成形し、シート状に加工。これにより肌に貼るだけで針(ニードル)が角層最深部まで届いて溶け出す、これまでにない浸透メソッドを有します。肌の表面に塗るスキンケアと比べて、確実に美容成分を届けることができます。
〈 マイクロニードルが溶解する様子 〉
針状にし成形した美容成分が角層内でじっくり時間をかけて溶け出します。

針を使った美容施術と何が違うの?
美容医療の世界では美しさを追求してヒアルロン酸注射やボトックス注射、ダーマペン、ダーマローラーといった針を使った施術が行われています。この施術において心配なのは、器具の使い回しによるトラブル。消毒や衛生管理を適切に行う必要があり、これを徹底しなければなりません。化粧品用途のマイクロニードルはまず器具を用いない、そして1回使い切りですのでこのような問題は起こりえず、安心して使っていただけます。

先進型スキンケア・マイクロニードル
開発背景には当時、京都薬科大学教授だった高田寛治氏との出会いがありました。医薬分野で薬の成分を皮膚から体内に届ける「痛みのない注射」の実現を目指す高田氏の“マイクロニードル技術”に感銘を受けたと同時に、NISSHAのコア技術である高精密成形技術を組み合わせれば女性のエイジングケアの悩みも解決できると確信。スキンケア向けにこのふたつの技術を応用して誕生したのが「化粧品用途のマイクロニードル」です。

高田寛治氏/マイクロニードル技術
薬学博士であり薬物動態学の権威。京都薬科大学教授在任中の2006年に、世界ではじめて溶解性マイクロニードルの製造方法をDDS(ドラッグデリバリーシステム)学会に発表。現在は(株)バイオセレンタックを主宰する。

化粧品用途の
マイクロニードルの特長
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肌表面には外的刺激から守るためのバリア機能があります。そのため、一般的なスキンケア化粧品を塗るだけでは角層最深部まで美容成分を届けることが難しい場合も……。化粧品用途のマイクロニードルは極細の針が角層を押し広げ、肌の内側に直接美容成分を届けることができるのです。
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エイジングケアの代表的な保湿成分であるヒアルロン酸は、分子サイズが大きいと角層まで届きにくいため、一般的なスキンケア化粧品には低分子のヒアルロン酸が用いられます。しかし、化粧品用途のマイクロニードルは角層に直接アプローチできるので、水分保持力の高い高分子のヒアルロン酸の配合を可能にしました。浸透した高分子ヒアルロン酸が角層内で水分をたっぷり抱え込み、内側から潤いで満たします。
高分子ヒアルロン酸が水分を抱え込んでピンと押し上げる!
中から押し上げて
見た目印象チェンジ!
目尻やほうれい線など、シワのあり・なしで顔印象は大きく変わります。シワが目立つ肌は全体的に乾燥して肌のキメも粗くなっていますが、シワが目立たない肌は全体的にしっとりとした潤いがあり、肌のキメも整ってなめらか。シワは肌の水分保持力と大きく関係しているのです。
NISSHAのマイクロニードルは
2つの課題をクリア
従来の化粧品用途のマイクロニードルはニードルの先端が折れ曲がる、チクッとした痛みがあるという課題がありました。そこでNISSHAは高精密成形技術を駆使してオリジナルの針形状を開発し、業界初となる円錐台形ニードルが誕生。根本が太いため折れにくく、フラットな先端が角層を押し広げて角層内に入っていくため、肌への負担が少なく、痛みもありません。また角層を突き破り真皮に到達しない安全設計となっています。
ニードル

円錐台形ニードル

特許も取得したこの独自の円錐台形ニードル開発にあたっては、先に紹介した高田寛治氏、そして力学的解析の佐久間淳氏の力なくしては実現できませんでした。NISSHAの高精密成形技術と各分野の研究者の英知によって、NISSHAが目指す最高峰のマイクロニードルが生まれたのです。
佐久間淳さん
/力学的解析
工学博士。数値解析により、NISSHAの化粧品用途のマイクロニードルが皮膚に与える力学的影響を評価する。
NISSHAの高精密成形技術
業界最高水準のニードル密度を実現。
美容成分そのものであるニードルを可能な限り多く搭載しています。
独自の円錐台形ニードルを可能にしたのが、長年培ってきたNISSHAの高精密成形技術です。針形状を自由自在に設計できるほか、量産時にも均一な成形品質を維持。また、1cm四方に400本以上という高密度設計や美容成分の効果を維持する低温処理により高濃度処方を実現しました。
NISSHA独自の高精密成形技術
1: 数十から数百マイクロメートルの高さのニードル型に美容液を流し込む
2: 熱をかけずにじっくり乾燥させ、美容成分を変性させることなく針状に
3: 高濃度処方で成形された円錐台形ニードルをシート状に加工する
GMP準拠工場で自社一貫生産
NISSHAの化粧品用途のマイクロニードルは、化粧品製造の品質・安全性に関する国際規格であるISO22716認証工場において、医薬品製造と同等以上の清浄度環境を常に維持しながら徹底した管理体制のもと製造されていますので、安心してお使いいただけます。
NISSHAは高精密成形技術を
はじめとする5つのコア技術を融合し
化粧品だけでなく世界中の様々な
市場へ展開しています
NISSHAのコア技術とは
NISSHAの5つのコア技術は、高い水準の品質を求める各分野で
多様な市場に価値を提供し、あなたの暮らしを支えています。
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3次元にさまざまな形を作る加工技術
高い品質が要求される医療機器の受託製造に使われるほか、自動車の内装やモバイル機器、家電製品など3D形状の表面へ豊かな意匠を表現するのにも活用されています。
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2層以上の層状物を形成する加工技術
医療用電極をはじめ、薄くて軽いフィルムの特長を生かしたスマートフォンやタブレットのタッチセンサーなど、幅広い分野で採用されています。
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インクで意匠や機能を
付与する加工技術高品位な美術印刷を得意とし、創業時より現在に至るまで展覧会図録や写真集、豪華本といった出版印刷などを行っています。
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薄膜を形成する加工技術
プラスチック・金属・ガラスに加飾する熱転写箔を開発し、化粧品のパッケージや文房具などのデザインに活用されています。また、特有の金属調を表現できる蒸着紙はラベルやパッケージなどの製品に広く使用されています。
薄膜を形成する加工技術
プラスチック・金属・ガラスに加飾する熱転写箔を開発し、化粧品のパッケージや文房具などのデザインに活用されています。また、特有の金属調を表現できる蒸着紙はラベルやパッケージなどの製品に広く使用されています。
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機能性を有するパターンを
付与する加工技術スマートフォンのタッチパネルや車載コントロールパネル、医療用電極などに幅広く活用されています。
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NISSHAは1929年の創業以来、さまざまな技術要素を融合させながら
常にコア技術の拡充を図り、進化を続けています。