フレームレスなビジュアル演出が可能なFabright®サイン

1. Fabright®サインによるフレームレスな空間演出

Fabright® サインは、フレームの存在感を感じさせないスタイリッシュなビジュアルを実現します。ここでの「フレームレス」は、ハードとしてフレームが一切ないという意味ではなく、視覚的にフレームを主張させない表現を指しています。

フレームは構造上存在しますが、フレームが目立たない仕上げと生地を差し込むテンション構造によって、正面のビジュアルが全面に広がった見え方になります。そのため、余計な要素に視線を奪われず、ビジュアルに自然と集中できます。 また、正面でのフレームの主張が弱いことで、店舗エントランスや展示空間の大型グラフィックなどにおいて、空間の統一感を損なわずに強いアイキャッチを実現します。こうしたフレームレスなデザイン表現が、ブランドメッセージの浸透を強く後押しします。

2. Fabright®サインが実現する高精細印刷技術

Fabright® サインのフレームレスなデザイン表現を支えているのが、ファブリックへの昇華転写印刷という印刷技術です。紙や樹脂パネルとは異なり、布という柔らかい素材に対して、いかに高精細に、かつ安定してビジュアルを再現できるかが大きなポイントになります。

まず、ファブリックへの昇華転写印刷について整理します。 昇華転写印刷とは、専用の「昇華転写インク」で印刷された転写紙とポリエステル生地を重ね、熱と圧力を加えて染色する方法です。 熱を加えると、インクが気化するとともにポリエステルの分子の結合がゆるみ、この隙間に昇華転写インクが定着されることで生地に色が定着します。繊維の中に入り込むため、発色が自然で、ムラやにじみが起きにくい特性があります。Fabright®サイン ではこの方式を用いることで、ファブリック(布)特有の質感を活かしながら、サイン用途に求められる精細な表現を実現しています。

また、グラデーションや写真表現に強いことも特長です。布素材でありながら、近距離で見ても粗さを感じにくく、遠目では一枚の大きなビジュアルとして成立します。この「距離が変わっても印象が崩れない」という点は、店舗や施設のサインとして非常に重要です。ブランドロゴやビジュアルイメージを正確に伝えたい場面でも、安心して使える表現品質が確保されています。

そして、内照式・非内照式のどちらにも対応できる理由についてです。Fabright®サインのファブリックは、光を透過させた際の見え方まで考慮されています。内照式の場合、背面からの光が布全体に均一に広がり、明るさのムラが出にくい構造になっています。一方で、非内照式、つまり外光やスポット照明で見る場合でも、色の沈みや黒つぶれが起きにくく、自然な発色を維持します。これは、インクが繊維内部に定着している昇華転写印刷ならではの特性です。

このように Fabright® サインの高精細印刷技術は、単に「きれいに印刷できる」という話にとどまりません。ファブリック(布)素材、昇華転写印刷、光の扱い方まで含めた設計の結果、空間演出の自由度を高め、設計者やデザイナーが意図した表現を、そのまま空間に落とし込むことができます。

3. フレームレスなデザイン表現が選ばれる理由

フレームレスなデザイン表現が選ばれる背景には、単なる流行や見た目の新しさ以上の理由があります。空間全体をどう設計し、どう体験させるかという視点が強まる中で、サインの役割そのものが変わってきていることが大きいです。

特に、インテリア・空間デザインとの親和性です。商業施設や店舗、公共空間では、「何かを置く」よりも「空間としてどう成立させるか」が重視されています。フレームの存在感があるサインは、どうしても“モノとしての存在感”が前に出ます。一方でフレームレスな表現が可能なFabright®サインは、壁や空間の一部として自然に溶け込みます。結果として、建築・内装・照明と一体化したデザインが可能になり、空間全体の完成度を高める要素として機能します。

フレームレスなデザイン表現は、特定の業種や用途に限定されるものではありません。むしろ「空間の質を高めたい」という共通の課題を持つ場面で、幅広く活用されています。Fabright® サインもまた、その特性を活かして多様なシーンに導入されています。

一つは、商業施設・店舗・ショールームでの活用です。商業空間では、ブランドの世界観をいかに直感的に伝えるかが重要になります。フレームレスなデザイン表現が可能なFabright®サインは、商品ビジュアルやコンセプトイメージを空間の一部として表現できるため、来訪者の視線を自然に引き込みます。特に大型ビジュアルや壁面演出では、広告というより「空間演出」として成立します。ショールームでは、製品の背景やストーリーを伝えるビジュアルとして使われることも多く、展示物そのものを引き立てる役割を果たします。

そして、展示会・企業ブースでの演出活用です。展示会では、限られた時間と距離の中で、いかに印象を残すかが問われます。Fabright® サインは、遠目からでも強いアイキャッチ効果を発揮します。加えて、近づいた際には高精細な印刷によって情報をしっかり読み取れるため、視認距離の変化にも対応できます。企業ロゴやキービジュアルを空間演出として組み込むことで、ブランドイメージを体験として伝えることが可能になります。
このように、フレームレスなデザイン表現が可能なFabright®サインは、「情報を伝えるためのサイン」という枠を超え、空間そのものの価値を高める要素として活用されています。

4. まとめ:フレームレスな空間演出の可能性

フレームレスな空間演出が可能なFabright®サインは、空間全体の完成度を高める存在です。そのものが、空間デザインにおける新しい価値になっています。

最大の価値は、視線の流れを妨げないことです。ビジュアルやメッセージが空間に自然に溶け込み、利用者は意識せずとも情報を受け取ります。結果として、空間体験はよりスムーズになり、印象としても洗練されたものになります。これは、情報量が増え続ける現代の空間設計において、非常に重要な要素と言えるでしょう。

サービス一覧

Fabright®の製造

Fabright®の製造

Fabright®では、生地にプリントを行うだけでなく、その後の裁断工程までを一貫して行うことができます。

生地への直接印刷

生地への直接印刷

ポリエステル向けの昇華転写方式の他、合成皮革などにも印刷できる水性顔料インクジェット機も保有。様々な素材へのプリントが可能です。

裁断サービス

裁断サービス

通常、プリントした生地は反物の状態で次工程に回されますが、Fabright®では高精度のレーザーカッターを使用した断裁まで行うことができます。

高精細スキャンサービス

高精細スキャンサービス

立体的な素材や細かなテクスチャーの素材を、実物そっくりにスキャナで撮影できます。

高精細デジタル撮影サービス

高精細デジタル撮影サービス

文化財撮影にも使われる、最大35億画素のデジタルカメラで、高精細な画像を取得します。

ご注文の流れ

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