「ちりめん(縮緬)」とは、経糸に撚りのない糸、緯糸に強く撚った糸(右回りにねじった糸と左回りにねじった糸を交互に配置)を使って織った生地です。織った後に精練することで生地の撚りが元に戻ろとする力が働き、生地が縮んで表面にシボ(凹凸)が生じます。このシボがちりめんの特徴です。
もともとちりめんとは、絹を平織りにして作った織物の事を言い、高級な和服地として知られていましたが、現在ではレーヨンやポリエステルで作られた縮緬もあります。洋服地では「クレープ」と呼ばれます。
ちりめんの産地としては、丹後ちりめん(京都府)、長浜ちりめん(滋賀県)、越後ちりめん(新潟県)などが知られています。
●特徴的なシボ
ちりめんの特徴は、何といっても表面にはっきりと出たシボです。シボがあることで、シワがよりにくく、肌触りの良いしなやかな風合いが出ます。
●独特の表現
染め生地としても使われる場合には、シボの凸凹による乱反射が深みのある独特の色を生み出します。
●様々なバリエーション
使用する糸や織り方により、表面の凹凸感や生地表現に様々なバリエーションが生まれます。
和装では高級な着物、帯地などに主に使われています。
また洋服地としての「クレープ」は、ブラウス、ジャケット、コート、ワンピース、スカート、パンツなど、様々な用途で使われています。
また、風呂敷をはじめとした生活雑貨など、和風のテイストを出した製品に多く使われています。
Fabrightは、高精細な入力技術と昇華転写印刷技術を使って、高品質なプリント生地を製作します。
ちりめんは表面の凹凸が大きいため、プリントしにくいイメージがありますが、ポリエステルのちりめんにもプリントできます。
ただ、表面の凹凸により、表面の平滑性の高い生地に比べると、高精細画像の再現性はやや低くなります。
ちりめんには、糸の選択や織り方で様々な表情の生地が存在します。プリントとの組み合わせで独特な生地表現を行うことが可能です。
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オレンジ系グラデーション
ブルー系グラデーション
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