高発色で美しいアパレル生地を実現
アパレルデザイン時に
「思っていた色や模様が表現できない」
と困ったことはございませんか?
アパレル生地の製作時によくある課題
デザイン案と
印刷した生地の
ニュアンスが異なる
繊細な色味が
表現できず、チープな
印象になってしまう
特殊な生地のため
色をうまく出せるか
が不安
試作と量産時で
生地の色が
異なってしまう
特にアパレル・インテリア向けの生地において色味の高度な再現は重要なポイントとなってきます。
色の表現方法の一つとして有効なのが「デジタルプリント」です。
デジタルデータを基に、版の作成も不要で自由な柄や色を表現できるのがデジタルプリント生地の良い点です。
しかし、入稿データを色調調整(色合わせ)無しにそのまま印刷してしまうと画面上でデータを見た際の印象と、実際の生地とで色調が合わない場合があります。
そのため、プリント生地における色調調整はイメージ通りの色味、意匠を再現するためにも欠かせない工程となります。
色調が合わない要因とは
1. モニターとプリント生地の色の作り方の違い
プリントの絵柄はデータで作られることが多いと思いますが、PCのモニターは赤・緑・青の3色の光の集まりで色を表現するのに対し、プリント生地はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色で色を表現しています。
この違いにより表現できる色にも差ができてしまいます。また、モニターの色もすべてのモニターで同じというわけではなく、調整していないと個体によってかなり差が出てしまうことがあります。
2. プリンターの色調再現能力
プリンターは上記のCMYKの組み合わせで色を作りますが、自然界の全ての色を表現できるわけではありません。
蛍光色やラメなどの金属調、その他特殊な色は、一般的な生地用のプリンターでは表現が困難です。
3. プリント条件
プリンターの設定や周囲の温湿度、インクの量や印刷スピードなどの条件により、印刷物のでき上がりは大きく変わります。
昇華転写の場合はこれに加えて転写時の温度などでも色が変わることがあります。
4. 生地の地色の影響
プリント生地ではP下と呼ばれる白い生地をベースに使用することが一般的ですが、単に「白」といっても青みがかった白や黄色みがかった白など様々な「白」があります。プリントする際にもこの生地の地色の影響はあり、プリントされた色が変わってしまう要因のひとつです。
5.照明環境
プリントされた生地を見る際の照明によっても生地の色は変わります。
自然光でも朝・昼・夕方で変わりますし、蛍光灯も種類によって出る光の色が変わります。色の違う照明下で見ると、プリント生地の色も違って見えます。
高発色で美しいアパレル生地を実現する、Fabrightのこだわり
Fabrightではこうした色の表現にこだわり、高発色で美しいアパレル生地を実現します。
元のデザインデータの色味を忠実に再現
作成されたデータをテスト出力する際に、生地ごとの発色の違いや印刷条件を考慮しつつ、お客さまのイメージされている色に近づけていくデータ修正作業を行います。
入稿時に、あらかじめターゲットとなる色調(カラーチップや色見本素材)などをご提供いただければ、初回のテストプリントからお客さまのイメージに近いプリントを製作することが可能になります。
試作と量産時の発色に相違無し
試作と量産で同じ設備を使用し、プリント条件などもそろえるため、試作と量産で色調が異なることはありません。試作時の生地を色見本として使用することで、より厳密な色合わせが可能になります。
特殊な生地にも対応可能
ベロアやちりめんなど凹凸のある生地やシホンやオーガンジーなど透け感のある生地など、様々な生地にプリントが可能です。生地の地色の影響も考慮したデータを作成することで、よりイメージに近い色調のプリント生地を製作することができます。
Fabrightの高度なカラーマネジメント技術
当社の技術によって、「色調が合わない」「高精細な色味を再現したい」といったお悩みやご要望にお応えします。
通常
- 入稿する画像データがそのまま印刷されるため、色調が合わない
- 色調が合わない場合はプリンタ(出力)でのみ調整、もしくは調整不可
- 試作と量産で色調が異なる
Fabrightの場合
- 入稿する画像データを、生地ごとに異なる発色特性など、最終的な出力物をイメージしながら、印刷データへと調整
- 入稿データ(入力)からプリンタ(出力)までトータルで色調調整
- 紙での出力や現物をターゲットとした色調調整も可能
- 試作と量産での色調の差異を最小化
「入力」から「出力」まで トータルで色調を調整
データの調整
生地による発色の確認
転写シートへの印刷
生地への転写印刷
- 画像データを加工修正する製版技術
- 工程間を管理するカラーマネジメント技術
- 色域を最大に引き出す印刷オペレーション技術
により、「入力」から「出力」までトータルで制御が可能です。
理想の色調を再現するために生地ごとの発色特性を理解し、ベストな色調を表現するためのデータづくりと印刷設備のコントロールを行っています。
色調管理だけではない、Fabrightの色彩表現
グラデーション
印刷会社ならではの美しいグラデーション。シホン、デシン、ベロアなど様々な生地にプリント可能です。
花を印刷
フラワーアレンジメントをそのままスキャニングし、立体的な画像を取得できます。
ワニ革を印刷
クロコダイルの皮をスキャニング。エキゾチックレザーの質感を精密に表現します。
Fabrightでは、色調管理だけではなく鮮やかなグラデーションや立体的なデザイン、レザーの質感の印刷など多様な色彩を表現することが可能です。
高度なカラーマネジネントから複雑なデザイン、質感までトータルで確かな品質をご提供いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。