テンションファブリックとは
テンションファブリックとは
テンションファブリックとは、ファブリック製(布製)のメディアと専用フレームで構成されたサインシステムです。
専用フレームには溝がついており、ファブリックの4辺にはシリコーン製のガスケットが縫製されています。
これらの組み合わせによりメディアにテンションがかかり、フレームに取り付けた際にシワが少なく、美しい意匠性を保つことができます。
最近は店頭でのディスプレイや展示会やイベントのブースなどで利用されることが増えてきました。
光るテンションファブリックの仕組み
専用フレームには内照式LEDを取り付けることもできます。
全面ムラなく発光する仕様のため、ビジュアルを美しく目立たせることが可能です。
テンションファブリックの魅力
見た目が綺麗で高級感がある
テンションファブリックは伸縮性があり、フレームに取り付けた際にシワが少なく、滑らかで美しい意匠性を保ちます。これにより、グラフィックやデザインがより鮮明に映え、高級な印象を与えることができます。
また、内照式のLEDを使うことにより、さらに魅力的な視覚効果を生み出します。特に暗い環境で使用すると、その輝きがより際立ちます。
差し替えが簡単
フレームへのビジュアルの取り付けは溝へ差し込むだけ。専用の器具や職人は不要で、大きなサイズのビジュアルでも、どなたでも簡単に取り付けることが可能です。
保存、輸送がしやすい
ファブリック製(布製)のメディアは畳んでコンパクトに輸送することができます。
畳んだ際のシワもフレームに取り付ける際に見えなくなりますので、畳んだまま省スペースで保存することが出来ます。
テンションファブリックの質について
印刷技術が必要
Fabrightは昇華転写印刷で印刷されています。
昇華転写印刷とは、専用の「昇華転写インク」で印刷された転写紙とポリエステル生地を重ね、熱と圧力を加えて染色する方法です。
熱を加えると、インクが気化するとともにポリエステルの分子の結合がゆるみ、この隙間に昇華転写インクが定着されることで生地に色が定着します。
適切な生地の選定
高精細なビジュアルを再現するためには平滑度の高い布(メディア)を使用することが大切です。
Fabrightで使用するメディアは、昇華転写印刷に特化した100%ポリエステル生地を使用し、防炎認定も取得可能です。
バックライトの調整
内照式のLEDは、使用する場所に応じて色温度を選ぶことが可能です。
弊社ラインアップでは6500K 5000K 3000Kから選んでいただくことが可能です。
最高品質を追求するNISSHAの技術
カラーマネジメント技術
Fabrightで使用する昇華転写印刷にも、当社が高級美術印刷物で培ったカラーマネジメント技術を活用し、お客さまの「理想の色」を追求。
色ブレのない安定した品質をご提供いたします。
長年培ってきた印刷技術
当社は、紙の印刷の分野で美術館や出版社など、長年色調に厳しいお客さまとのお仕事を重ねてきました。
培った技術はファブリック(布)への昇華転写印刷でも活用されています。
お客さまの高品質のプリント生地を製作するための様々なノウハウを蓄積しています。
さらにデジタル印刷の特長を生かし、色ブレのない安定した品質を実現します。
お客様の声
- 今まではビジュアルを差し替えるたびに施工業者に頼っていたが、店員だけで差し替えられるようになった。
- 差し替え用のファブリックは畳んで輸送・保管が可能なので、大きいビジュアルでも輸送・管理コストが大幅に削減できた。
- 照明の映り込みがないので、お客さまにどの角度からでもきれいに見ていただけるようになった。
- 高級ラインの世界観に合っている。
- グラデーション・コントラストが美しい。
- カラーコルトンでは、店員やカウンター中が映り込んでしまうのが問題。
- コルトンや紙だと取り扱いが困難。シワや折れに十分注意しないといけない。
注文方法について
設置場所やサイズ等、お客さまのお作りになりたいものについて打ち合わせをさせていただきます。
大まかな方向性の決定とお見積提示の後、校正(色味の確認など)を経て、量産となります。
印刷技術やデータに関するご相談やフレームのご提案など、まずはお気軽にご相談ください。