蒸着とは、素材の表面に付着させる表面処理で、金属や酸化物などを真空蒸発させて処理または薄膜を形成する方法を指します。
詳しくはこちらをご参照ください。
蒸着材料 | 特長 | |
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アルミ(Al) |
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スズ(Sn) |
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銀(Ag) |
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*その他の蒸着材料をご検討の方は気兼ねなくお問い合わせください。
基材の種類 | 特長 | 形態 |
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PET(ポリエチレンテレフタレート) | PETは、その高い透明性によりディスプレイ用途や包装材料に使用されています。また、耐水性に優れ多くの化学物質に対して耐性を持ち合わせているため、食品・医薬用包装にも使用されています。 温度変化に対して寸法安定性が高く、加工時や使用時に形状が変わりにくい特性もあります。 NISSHAでは、PETフィルムへの蒸着加工の実績がございます。 |
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PP(ポリプロピレン) | PPは、軽量で加工性に優れており、水分をほとんど吸収しないため湿度の高い環境でも性能が安定しています。それらの特長により、包装材料、自動車部品、家庭用品、医療機器、建築資材などさまざまな分野で幅広く使用されています。 NISSHAでは、PP不織布への蒸着加工の実績がございます。 |
*その他の基材をご検討の方は気兼ねなくお問い合わせください。
NISSHAは誘導加熱るつぼ式の真空蒸着機を保有しており、ロールtoロールプロセスにより大面積へ薄く均一な金属膜を形成することを得意としています。
(塗工可能幅は1,060mm以下となります。詳しくはこちらをご参照ください。)
ライン速度 | ~450m/min |
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塗工可能幅 | ~1,060mm |
基材厚 | 12~50µm |
真空度 | 10-2Pa~ |
アルミを真空状態で加熱し、気化させてその蒸気を対象物の基材の表面に付着させることで、アルミの薄い膜を形成します。これにより、表面は金属調の鏡面仕上げとなり美しい光沢を持たせることが可能です。
また、アルミの持つ熱伝導性、電気伝導性といった機能性の付与も期待できます。
NISSHAでは、PETフィルムへのアルミ蒸着の実績がございます。
アルミと同様に真空状態で加熱、蒸気化、基材表面へ付着させることでスズの薄い膜を形成します。スズ蒸着による成膜が不連続で導通性がないため電磁波透過性を必要とする通信機器、電子機器、自動車製品など幅広く使用されます。
NISSHAでは、PETフィルムへのスズ蒸着の実績がございます。
アルミと同様に真空状態で加熱、蒸気化、基材表面へ付着させることで銀の薄い膜を形成します。銀は自然界に存在する抗菌性を持つため、銀蒸着されたものは抗菌・殺菌作用を持つことになります。
NISSHAでは、PP不織布への銀蒸着の実績がございます。
高周波誘導加熱方式 | |
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フィルム幅(mm) | 500~1050mm |
蒸着幅(mm) | 同上 |
フィルム厚(㎛) | 12~50㎛ |
蒸着膜厚(㎚) | 30~50㎚ |
フィルム、不織布などの基材への金属蒸着加工についてのご依頼は、弊社の生産技術部門が設計、仕様の詳細をお伺いし、最適なプロセスをご提案させていただきます。
また、量産加工を当然として試作・検証体制なども充実しており、お客さまのニーズに最大限お応えするために、充実したサポート体制をご用意しております。
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