洗練された空間における
“心の余暇”の在り方
昨今のハイクラスのホテル等では、心地よい空間を構成するために客室内にテレビを置かないようにするなど、テクノロジーの存在を「隠す」傾向にあります。それによって宿泊者は美しい庭に目を向け、質感高い家具に囲まれた空間に身を置く事を楽しむことができるようになるのです。
そこには心の余暇があり、ユーザーフォーカスされた空間づくりが存在しています。
心地よい空間における
プロダクトの佇まい
人々が多くの時間を過ごす空間には、
シンプルさや心地よさが求められるようになりました。
家電などのプロダクトは
シームレスでスタイリッシュな「情報ノイズの少ない」デザインが好まれる傾向にあります。
人々のライフスタイルに寄り添い、
求められる意匠と機能を提供してきたNISSHAは、
このニーズにどう応えていくのでしょうか。
昨今のハイクラスのホテル等では、心地よい空間を構成するために客室内にテレビを置かないようにするなど、テクノロジーの存在を「隠す」傾向にあります。それによって宿泊者は美しい庭に目を向け、質感高い家具に囲まれた空間に身を置く事を楽しむことができるようになるのです。
そこには心の余暇があり、ユーザーフォーカスされた空間づくりが存在しています。
洗練されたプロダクトへのニーズに応えるために私たちは、独自技術のIMD(成形同時加飾)に光透過(Dead Front)を組み合わせ、光透過によるUI/UXを備えた“HiddenDisplay™” を生み出しました。
画面表示がオフのときにはディスプレイとフレームの境界を無くすことでディスプレイの存在感が消えて質感高いサーフェスが現れ、表示がオンになると必要な情報を高解像度で透過表示させることができる成形品です。
NISSHAでは2019年、未来に向けた “Closer to lifestyle” というコンセプトを立ち上げました。ライフスタイルに寄り添う空間と、美しく快適な体験価値を提供できるプロダクトの開発を継続しています。
幅広い市場のデザイナーとコミュニケーションを重ねて、住空間にフォーカスした製品を作り上げました。Nissha Wall tileはホームコントロールのUI/UXプロトタイプであり、物理的なスイッチや液晶画面を無くすことで、ノイズの無いシームレスなデザインと体験価値を示しました。
・LCD(液晶ディスプレイ)の情報を透過表示し、
タッチセンサーを背面に実装したサーフェス
・IMD成形による、継ぎ目のないシームレスで美しい造形
・心地よい空間との調和を考えた質感高い表面意匠と
情報表示の両立
これからのプロダクトにおいて、物理ボタンによる操作ではなく光透過表示をタッチ操作する手法が、視覚ノイズを低減したスマートなUIのひとつであると考えられるようになりました。
ノイズレスで心地よい空間を実現するためには、テクノロジーを隠すことによって人と情報の関係性を調和させつつ、洗練された素材の質感をサーフェスに施す必要があります。NISSHAは、金属・ファブリック・木目などの多彩な意匠を印刷技術を用いて美しく、質感高く表現することが可能です。