低温時の走行安全をサポート

NISSHAの車載用フィルムヒーター

電動化へと変わりゆくモビリティ
低温環境下での課題改善としてヒーターの開発を進めています


近年、MaaSや自動運転のためのセンサーやアンテナの搭載が本格化しており
CIDなど車載ディスプレイが普及しはじめています。
しかし、これらの電装部品は寒冷地の雪霜や低温環境での機能維持に課題があります。

NISSHAはこのような課題の解決策として、車載部品に組み込むフィルムヒーターの開発を進めています。

用途

自動車外装の防曇・解氷

液晶の低温応答性の改善

ヒーターの種類

  透明フィルムヒーター ワイヤー埋め込み型フィルムヒーター
イメージ
特徴 透明導電膜を積層したフィルムを発熱体としたヒーター 銅などのワイヤーをフィルム上にパターニングしたヒーター
メリット 高透過率、速い昇温スピード
・透明性が高い
・除霜・除曇・融雪
・低温時のLCDの応答速度向上による視認性の維持・向上、安心安全性能のサポート
速い昇温スピード
・除霜・除曇・融雪
・電波透過性の確保 (パターン設計に依存)による維持・向上、安心安全性能のサポート
・デザインに合わせて意匠付与したフィルムを使える
デメリット ・電波を透過しづらい ・完全には透明にできない(ワイヤーが見える)
用途 内装・外装 対応可 内装・外装 対応可 / 自由な意匠を実現
搭載例 フロントカメラ、サイドガラス、電子ミラー用 ディスプレイ、電子ミラー用 カメラ、テールランプ ヘッドランプ、インテリア、テールランプ、LiDAR
解氷の様子
 

車載用ヒーターの開発、製造はNISSHAにご相談ください

タッチパネルモジュール製造で培った生産体制で安定供給

ワンストップ納品対応

NISSHAはタッチパネルモジュールの受託生産で数多くの実績をもつメーカーです。
タッチパネルを内蔵した液晶モジュールの製造(カバーガラス/タッチパネル/ヒーター/LCDを一体化)で培った品質保証体制は、ヒーターの製造にも活かされます。
製品開発から量産対応まで、お客さまをサポートできる体制を整えています。

納品までの流れ

1.受託可能かを確認します

お客さまの要求仕様の技術的難易度をレビューします。
技術部門と営業部門で連携しながら、材料設計、プロセス技術、コストの妥当性などの情報を整理し、受託可能かどうかを検討します。

2.1案件ごとにプロジェクトチームを編成します

受託が可能であることが確認されれば、1案件ごとにプロジェクトチームを編成します。
チームは技術開発、設計、生産技術、評価技術、品質保証の各部門から選任されたメンバーで構成され、 量産化までの計画を立案します。

3.少量生産試作により設計を検証します

小ロットでの試作を通して、設計妥当性を検証します。
量産適性評価、不良モード分析、信頼性評価などを実施し、最適な量産条件を確認します。
試作結果はお客さまにもレポートし、量産へ移行しても問題がないことをご確認いただきます。

4.量産~納品

試作検証結果にもとづき、量産移管文書を作成後に
プロジェクトを量産部門へ移管し、量産を開始します。

5.量産品の品質管理

量産後は安定して製造できているか、不具合品が出ていないかを品質保証部門が管理します。 品質保証部門は設計検証段階からプロジェクトに加わるため、本質的な品質保証が可能になります。

お問合せ

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