離型コーティングについて

NISSHAのコーティング技術

対象素材一覧と離型コーティングの仕様

【NISSHAが選ばれる理由】

  • NISSHAでは、キスリバースグラビア方式とダイ方式の2種類のコーティング機を所有しています。塗工方式については、お客さまとご相談または要求される仕様からご選択いただくことが可能です。どちらの塗工方式もロールtoロール方式であるため、高い生産性があります。また、コーティング塗工は高い再現性があるため繰り返し高品質な塗工が可能となります。

基材フィルムの種類

PETフィルム PETフィルムは、ポリエチレンテレフタレートという高分子のフィルムのことをいいます。PETフィルムの特徴としては、透明性、強度・耐久性、耐熱性、バリア特性、電気絶縁性があげられます。また、リサイクル性の高い材料でもあります。
主な使用用途は包装や印刷、電子部品など、幅広い用途で利用されています。
また、食品業界や小売業界では、中身が見える透明性を活かし、商品パッケージの材料として数多く利用されています。

PETフィルムの詳細はこちら(https://connect.nissha.com/nii/pet_film/

PPフィルム PPフィルムは、軽量で耐薬品性、耐熱性、防湿性に優れていることから、食品から産業用途まで幅広い用途に利用されています。
PETフィルムと比較すると軽量で柔軟性が高いため、包装やラップフィルムとしての用途に適しています。
また、熱シール性が良好で、包装材としての用途において熱接着が容易となりシール強度が高いことも特長の一つです。

離型剤の種類

離型フィルムに使われる離型剤の種類は「シリコーン系」「ノンシリコーン系」「フッ素系」の3つがあります。
シリコーン系の離型剤は、表面張力が低いため様々な基材に使用でき、耐熱性や安全性に優れています。
ノンシリコーン系の離型剤は、合成樹脂などを主成分としており、シリコーンを嫌う電子用途などに使用されています。
フッ素系の離型剤は、フッ素の非粘着性を利用しており、薄膜で性能を発揮することができます。

NISSHAでは、シリコーン系離型剤を使用した塗工実績があります。

NISSHAの離型コーティングの能力

コーティング面 片面のみ
コーティング幅 1,000mm~1,500mm幅
コーティング厚み WET膜厚は50㎚~190㎚(実績)

キスリバースグラビア方式


低粘度の塗工液を薄くコーティングすることに適した方式です。塗布量は、版の線数・震度・回転数・塗工液の固形分率で微調整が可能です。

クリーンエリアについて

離型コーティングなどの表面加工処理において異物混入は防がないといけません。NISSHAでは塗工をクリーンエリア内で実施しています。

量産体制について

NISSHAはコーティング機を使用し、ご指定の基材(フィルム)や塗材を用いてお客さまの量産体制をサポートします。

離型コートフィルムの納品方法について

塗工後のフィルムは、お客さまのご要望に沿った形態にて納入いたします。
標準的なフィルム幅はもちろん、特定のフィルム幅が必要な場合には、スリット加工をおこない、狭幅サイズや特注サイズに加工することも可能です。スリット加工は精密なカッティング技術を駆使しておこなわれるため、ムラのない仕上がりを実現し、お客さまの製造ラインでの取り扱いが容易になるように出荷・納品いたします。

離型コーティングのことはNISSHAにご相談ください

NISSHAは保有する設備(コーティング、スリット)を使用し、ご指定の基材(フィルム)や塗材を用いて、お客さまの量産体制をサポートします。
急激な生産数量の増加による生産キャパシティ不足や、関西方面への生産移管・新規生産ライン増設などでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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