PETフィルムへのコーティングについて

NISSHAでは、様々な厚み・サイズのPETフィルム、コーティング技術を保有しております。
PETフィルムへのコーティング加工はNISSHAにお任せください。

1．NISSHAが対応可能なPETフィルムについて

PETフィルムの厚み	対応可能厚み＝12～350μm (25μm、38μm、50μmは弊社の標準取扱品となります)
PETフィルムの幅	Max1500mm

※NISSHA標準取扱品以外のPETフィルムをご検討の方は下記のお問い合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2．加工できるコーティングの種類

NISSHAでは、以下のようなコーティング種類の実績がございます。
弊社コーティング技術に関する詳しい情報はこちらをご参照ください。

種類	特性
離型コート	フィルムから製品を剥がしやすくするための機能層であり、NISSHAが得意とするIML・IMDや転写箔を転写成形するために必要になります。シリコーン系樹脂も離型剤として使用されます。
マットコート	最表層に凹凸を付与することで光の乱反射により製品の質感を変え、反射防止を実現する機能層です。NISSHAでは、離型剤にマットコートを添加することで転写後のハードコート表層に凹凸を付けることが可能です。マットコート塗工のみの対応も可能です。
ハードコート	表面に硬い保護層を形成するための特殊なコーティングです。ハードコートにより表面をスクラッチ、摩耗、衝撃などから保護します。また、さまざまな素材（ガラス、プラスチック等）に適用可能で製品の耐久性と寿命を延ばすことが可能です。
抗菌コート	表面に抗菌効果を持つ物質（Ag、Cuなどの金属イオン）を塗工することで、細菌の繁殖や感染を防ぐことが可能です。
防指紋コート（親油）	特殊な表面処理を塗工することで指の脂や汗など油分が表面に馴染むことで拭き取り性の向上、視認性向上の効果が期待できます。
紫外線防止/耐候性/ UVカット	長時間にわたり外部環境（紫外線、温度変化等）に耐える表面の能力向上が期待できます。
その他	上記以外のコーティングをご検討の方は下記のお問い合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。

3．納品実績

NISSHAでは、上記のコーティング種類の実績以外にも以下のような量産移管・受託生産の実績がございます。
代表的なものでは、バッテリーセパレータ―で使用される微多孔フィルムへのアクリルモノマー塗工、基材への剥離剤やポリイミド樹脂の塗工の受託生産、納品実績がございます。
弊社、納品実績に関する詳しい情報はこちらをご参照ください。

４．納品方法

フィルムをロール状で提供いたします。

お客さまの用途やニーズに応じて、さまざまなサイズで対応可能です。標準的なロールサイズはもちろん、特定の幅が必要な場合には、スリット加工を行い、小巻サイズや特注サイズに加工することも可能です。スリット加工は精密なカッティング技術を駆使して行われるため、ムラのない仕上がりを実現し、お客さまの製造ラインでの取り扱いが容易になるように納品いたします。

5．関西で受託加工をお探しの方へ

滋賀県甲賀市に工場があり、名神高速道路からもアクセスの良い立地です。
関西方面で量産移管、受託生産をご検討の方は下記のお問い合せフォームよりお気軽にお問い合わせください。

所在地：〒528-0068　滋賀県甲賀市水口町ひのきが丘1-1

電車でお越しの場合、JR草津線「三雲駅」が最寄り駅になります。
JR東海道線「草津駅」にてJR草津線に乗り換え、JR「三雲駅」下車、JR「三雲駅」からタクシーで約15分

自動車でお越しの場合、名神高速道路「竜王I.C」より約25分、「栗東湖南I.C」より約30分。
新名神高速道路「甲賀土山I.C」より約20分、「信楽I.C」より約25分。

6．よくある質問（FAQ）

Q1PETフィルムとは

PETフィルムは透明性が高く、光学的にクリアであるため、視認性が良好です。
その特性を活かし表示画面の保護フィルムなどに採用されています。
NISSHAでは、PETフィルムの特性である高い透明性を活かしたグラビア印刷による色鮮やかな表現を得意としています。
詳しくはこちらをご参照ください。

Q2コーティングとは

転写箔の印刷用ベースフィルム塗工で培ってきたコーティング技術を利用し、様々な機能フィルムの成膜にも取組んでいます。
最適な方式で塗工することにより、用途に合わせた機能膜を形成することが可能です。
NISSHAでは主に２種類のコーティング技術を保有しております。
1．薄膜対応のキスリバースグラビア方式
2．厚膜対応のダイ方式
詳しくはこちらをご参照ください。

Q3蒸着について

NISSHAの蒸着は、基材フィルムにアルミ・スズなどを蒸着し薄く均一な金属膜を形成することで、美しいメタリックイメージを再現します。
また、コーティング、グラビア印刷技術と併用することで、様々な機能や意匠も同時に付与することが可能です。
詳しくはこちらをご参照ください。