mutechについて
mutechは、NISSHAの加飾表現とテクノロジーを掛け合わせることでインターフェース上の情報過多(ノイズ)をコントロールし、心地よい空間を作り出す製品コンセプトです。
そして、加飾(CMF)と機能を両立させ、快適で心地よい空間を追求することで生まれたNISSHAの製品群をmutech décorとしてご提案します。décorは加飾成形パーツを表しています。
いつもは空間に溶け込んでいて、ひとたび必要となれば手を触れるだけで的確な情報や機能が表示される。そのようなインターフェースがリビングにある電化製品から車内空間にいたるまで、さまざまな場所ですでに活用され始めています。HiddenDisplay、HiddenIcon、HiddenGraphic、Hidden Til Litなど、mutech décorの多彩な光透過表現がその世界観を具現化します。
- <Light off
- Light on>
たとえば自動運転化した車室内空間。すでに、私たちが提案する快適な体験価値に共感された世界中のお客さまからお問い合わせをいただき、製品開発が始まっています。
完全自動運転化されたモビリティが自宅、職場につづく第三の空間となる。
そんな未来が、開発分野では数年先のビジョンとして見えつつある今、ドライバーの負担が軽減された車内は、窓に映る新緑を眺めてくつろいだり、家族が一緒に集まる新たなリビングになることでしょう。
インターフェースに多くのボタンや操作機器を使うと、多くの選択肢にユーザーは混乱し、それは快適性の低下につながります。そうしたとき、NISSHAのmutech décorであれば機能や情報を必要なときまで隠すことができます。
また、同じようなトレンドは居住空間にも広がっています。部屋にテレビを置かないハイクラスのホテルが増えているように、心地よい空間の中では余計な情報やテクノロジーの存在を隠す傾向にあります。必要のない情報を隠すことで、人の視線はおのずと周辺へと向かうことになります。
身近な家族と向き合ったり、少し遠くの自然を眺めることもあるでしょう。そこには心の余暇があり、その背景にはユーザーフォーカスされた空間づくりが存在しているのです。
- <Light off
- Light on>
美しく、心地よい体験価値を世界へ
NISSHAがお客様に提供できること
mutechの世界観を実現するために高精細な加飾印刷と操作機能や情報表示というテクノロジーを両立させたmutech décor。
これはある意味1929年の創業から他社の手がけない高級印刷を志ざし、多くの美術全集を手掛けたNISSHAだからこそ生まれたコンセプトであり、フィルムタッチセンサーなど、時代が求めるテクノロジーを開拓するNISSHA技術のひとつの集大成ともいえます。
私たちは独自のトレンドリサーチを行い、社会情勢や技術の進歩によって大きく変化する人々の価値観や新たな行動様式をもとに「NISSHA TREND VISION」というレポートを作成。変化の激しいこの時代に、お客さまのニーズに素早く対応するため、私たちはデザインとテクノロジーの双方からサポートできる体制を整えることで、時代の変化に敏感であり続けます。