NISSHAのフィルムヒーター
ヘッドライトのLED化、自動運転システムの普及、ドアミラーのデジタル化
自動車が急速に進化を遂げる今、雪による機能障害が大きな課題となりつつあります。
NISSHAはこの課題を解決すべく、車載用途に適したヒーターを開発しています。
電子ミラー、カメラ、LiDARや赤外線センサーなどに、優れた解氷、防曇性能を提供します
起動後高速昇温
見えない、見せないヒーター
電波透過性を確保
透明フィルムヒーター | ワイヤー埋め込み型フィルムヒーター | |
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特徴 | 透明導電膜を積層したフィルムを発熱体としたヒーター | 銅などのワイヤーをフィルム上にパターニングしたヒーター |
メリット | 高透過率、速い昇温スピード ・透明性が高い ・除霜・除曇・融雪 ・低温時のLCDの応答速度向上による視認性の維持・向上、安心安全性能のサポート |
速い昇温スピード ・除霜・除曇・融雪 ・電波透過性の確保 (パターン設計に依存)による維持・向上、安心安全性能のサポート ・デザインに合わせて意匠付与したフィルムを使える |
デメリット | ・電波を透過しづらい | ・完全には透明にできない(ワイヤーが見える) |
用途 | 内装・外装 対応可 | 内装・外装 対応可 / 自由な意匠を実現 |
搭載例 | フロントカメラ、サイドガラス、電子ミラー用 ディスプレイ、電子ミラー用 カメラ、テールランプ | ヘッドランプ、インテリア、テールランプ、LiDAR |
解氷の様子 | ||
・透明導電膜を使用。線が認識できない。
・高い透明性
・急速加熱に対応。エンジン起動直後に加熱可能。
ヒーターの電源ONと同時に、面内均一に温度上昇し、全面除霜します。
※120秒後に、サンプル表面温度 約25℃上昇
・電波透過性を確保したワイヤーパターン設計
・成形品組み込みまでワンストップで対応
・IMD/IML(加飾同時成型)も対応。デザインから提案可能。
ヒーターの電源ONと同時に、ワイヤー部の温度が上昇し、全面除霜します。
※120秒後に、サンプル表面温度 約20℃上昇
−40°C以下程度の低温環境下では、液晶モニターの応答速度は常温下に比べて
およそ10倍低下すると言われています。
このような低温応答性の改善にもNISSHAの透明フィルムヒーターが役立ちます。
NISSHAはタッチパネルモジュールの受託生産で数多くの実績をもつメーカーです。
タッチパネルを内蔵した液晶モジュールの製造(カバーガラス/タッチパネル/ヒーター/LCDを一体化)で培った品質保証体制は、ヒーターの製造にも活かされます。
製品開発から量産対応まで、お客さまをサポートできる体制を整えています。
1.受託可能かを確認します
お客さまの要求仕様の技術的難易度をレビューします。
技術部門と営業部門で連携しながら、材料設計、プロセス技術、コストの妥当性などの情報を整理し、受託可能かどうかを検討します。
2.1案件ごとにプロジェクトチームを編成します
受託が可能であることが確認されれば、1案件ごとにプロジェクトチームを編成します。
チームは技術開発、設計、生産技術、評価技術、品質保証の各部門から選任されたメンバーで構成され、 量産化までの計画を立案します。
3.少量生産試作により設計を検証します
小ロットでの試作を通して、設計妥当性を検証します。
量産適性評価、不良モード分析、信頼性評価などを実施し、最適な量産条件を確認します。
試作結果はお客さまにもレポートし、量産へ移行しても問題がないことをご確認いただきます。
4.量産~納品
試作検証結果にもとづき、量産移管文書を作成後に
プロジェクトを量産部門へ移管し、量産を開始します。
5.量産品の品質管理
量産後は安定して製造できているか、不具合品が出ていないかを品質保証部門が管理します。 品質保証部門は設計検証段階からプロジェクトに加わるため、本質的な品質保証が可能になります。
本製品に関するご質問、ご相談はお気軽にご連絡ください。
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