光を通すフィルムヒーター

NISSHAの透明フィルムヒーター

優れた透過率
視認性の向上と急速加熱の両立

透明フィルムヒーター

フィルムタイプの薄膜ヒーター

・透明導電膜を使用。線が認識できない。
・高い透明性
・急速加熱に対応。エンジン起動直後に加熱可能。

特性データ

サンプル構成

PETフィルムの上にヒーター(透明導電層)を形成 
サンプルサイズ61×56mm

PETフィルム側から光学(透過率)と加熱特性を評価

光学特性

可視光領域(380~780nm)の透過性が良好なので、ディスプレイやカメラへの組み込み用に最適です。

電気特性・加熱特性

室温環境で6V印加すると120秒後に表面温度が+38.5℃変化します。
この昇温性能により、寒冷地で雪や霜を融かします。

<室温環境下>


除霜実験

ヒーターの電源ONと同時に、面内均一に温度上昇し、全面除霜します。
※120秒後に、サンプル表面温度 約25℃上昇

サンプルのご提供が可能です

ヒーターサンプルのご提供、開発企画などのご相談を承ります。
問い合わせフォームより、ご連絡ください。

透明フィルムヒーターの開発、製造はNISSHAにご相談ください

仕様はカスタムで対応

製品設計の段階からサポートが可能です。外形サイズや取出し配線の仕様、昇温特性など、お客さまの要望に応じてカスタムで設計対応いたします。

タッチパネルモジュール製造で培った生産体制で安定供給

ワンストップ納品対応

NISSHAはタッチパネルモジュールの受託生産で数多くの実績をもつメーカーです。
タッチパネルを内蔵した液晶モジュールの製造(カバーガラス/タッチパネル/ヒーター/LCDを一体化)で培った品質保証体制は、ヒーターの製造にも活かされます。
製品開発から量産対応まで、お客さまをサポートできる体制を整えています。

納品までの流れ

1.受託可能かを確認します

お客さまの要求仕様の技術的難易度をレビューします。
技術部門と営業部門で連携しながら、材料設計、プロセス技術、コストの妥当性などの情報を整理し、受託可能かどうかを検討します。

2.1案件ごとにプロジェクトチームを編成します

受託が可能であることが確認されれば、1案件ごとにプロジェクトチームを編成します。
チームは技術開発、設計、生産技術、評価技術、品質保証の各部門から選任されたメンバーで構成され、 量産化までの計画を立案します。

3.少量生産試作により設計を検証します

小ロットでの試作を通して、設計妥当性を検証します。
量産適性評価、不良モード分析、信頼性評価などを実施し、最適な量産条件を確認します。
試作結果はお客さまにもレポートし、量産へ移行しても問題がないことをご確認いただきます。

4.量産~納品

試作検証結果にもとづき、量産移管文書を作成後に
プロジェクトを量産部門へ移管し、量産を開始します。

5.量産品の品質管理

量産後は安定して製造できているか、不具合品が出ていないかを品質保証部門が管理します。 品質保証部門は設計検証段階からプロジェクトに加わるため、本質的な品質保証が可能になります。

NISSHAが提供するフィルムヒーターの各種詳細

  透明フィルムヒーター ワイヤー埋め込み型フィルムヒーター
イメージ
特徴 透明導電膜を積層したフィルムを発熱体としたヒーター 銅などのワイヤーをフィルム上にパターニングしたヒーター
メリット 高透過率、速い昇温スピード
・透明性が高い
・除霜・除曇・融雪
・低温時のLCDの応答速度向上による視認性の維持・向上、安心安全性能のサポート
速い昇温スピード
・除霜・除曇・融雪
・電波透過性の確保 (パターン設計に依存)による維持・向上、安心安全性能のサポート
・デザインに合わせて意匠付与したフィルムを使える
デメリット ・電波を透過しづらい ・完全には透明にできない(ワイヤーが見える)
用途 内装・外装 対応可 内装・外装 対応可 / 自由な意匠を実現
搭載例 フロントカメラ、サイドガラス、電子ミラー用 ディスプレイ、電子ミラー用 カメラ、テールランプ ヘッドランプ、インテリア、テールランプ、LiDAR
解氷の様子
 

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