NISSHAのラミネーション技術
フィルムラミネーションは、複数のフィルム素材を貼り合わせる加工技術です。
複数のフィルム素材を組み合わせたい、フィルム素材に機能を追加したい、フィルム素材を保護したい、といったときに活用できる技術です。
PET、PC、PI、COPのような樹脂フィルムや、ドライフィルムレジストなどの機能性フィルムを貼り合わせることができます。
また、フィルム以外にも、ガラスやプラスチックの板状部材に貼り合わせることも可能です。
フィルムラミネーションは熱や圧力などの条件を設定して行います。NISSHAはさまざまな条件に対応が可能で、多くの量産実績があります。
この記事では、フィルムラミネーションの基本とNISSHAのラミネーション技術をご紹介します。
フィルムラミネーションは、複数のフィルム素材を貼り合わせる加工技術です。
フィルムラミネーションは、ラミネーターという装置を使って行います。
フィルムラミネーションの目的は、フィルム素材を衝撃、傷、薬品、熱、光などから保護することや、
フィルム素材の視認性向上、触感、柄の付与といった機能、価値の付与などが挙げられます。
機能層を付与する方法として、ラミネーションの他に、コーティングがあります。
ここでは、コーティングと比較したラミネーションのメリット、デメリットを紹介します。
NISSHAは、多様なラミネーション技術を保有しています。
フィルム同士のラミネーションはもちろん、ガラスやプラスチック、
LCDといった板状部材へのラミネーションも可能です。
NISSHAの所有するラミネーション技術をご紹介します。
片面、両面ラミネートどちらも可能で、ニーズに応じ対応致します。
高精度の張力(テンション)制御により高い寸法精度、反りコントロールを実現します。
ラミネート時には熱をかけることで、フィルム同士の密着性を高めています。
また真空環境下でのラミネーションも可能です。 これによりエアー噛みの無いラミネートを行い、高精細パターニングを実現できます。
特に大量生産に向いています。
シートとシートを向い合わせとし、スクリーン吸盤でワーク全体を均一に吸着固定した状態で貼合を行います。
ワーク面には均等な圧力が加えられ、余計なストレスがかかりません。
硬い部材や厚みのあるフィルムにも対応可能です。
また、カメラでワークのアライメントマークを読み取り、自動で位置整合を行います。
そのため、シート同士の柄と柄を合わせることも可能です。
これらの制御によりワークの機能性を維持したまま、正確な貼合を実現します。
少量生産にも対応可能です。
熱 | 圧力 | カップリング剤 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
常温ラミ | 熱ラミ | 常圧 | 真空 | なし | あり | |
ロールtoロール | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
シートtoシート | ✔ | - | - | ✔ | ✔ | ✔ |
NISSHAは、ロールtoロール、シートtoシート以外にも多様なラミネーション技術を保有しています。
板状部材同士の貼り合わせや、曲面形状にラミネーションすることも可能です。
NISSHAはお客さまのご要望に合わせた提案が可能です。
試作から量産まで対応いたします。
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