NISSHA IMDでインサートできるのは意匠だけではありません。
抗菌作用を持った機能層も付与することができます。NISSHAの抗菌機能付きIMDは、
清潔で安心なUIを実現します。
●抗菌機能が必要な最表面だけに抗菌機能層を形成
抗菌機能付きの意匠フィルムを成形樹脂にインサート成形することにより、最表面のみに抗菌機能層を形成できます。
成形樹脂全体に抗菌剤を練りこむ場合と比べ、必要な抗菌剤の量が少ないため、抗菌材のコストを抑えることができます。
また、抗菌剤は無機系材料を使用しており、人体への影響も心配ありません。
●工程数を増やさずに抗菌機能を付与
表面意匠と同時に抗菌機能層をインサート成形するため、抗菌機能の付与のために工程が増えることがありません。
●ハードコート機能や防指紋機能もプラス
頻繁に手が触れる製品表面では、耐久性や防汚性も重要です。
NISSHA IMDでは抗菌機能と同時に防指紋機能やハードコート機能を付与することができます。
●意匠デザインを損なわないクリアな抗菌機能層
一般的に抗菌剤は透明性が低くなりがちで、製品の見栄えを損なう恐れがあります。
NISSHAの抗菌機能付きIMDは、透明性の高いクリアな抗菌機能層を形成することにより、製品のデザインを損なうことなく抗菌機能を付与できます。
●転写箔にも適用可能
抗菌機能を付与できるのはIMD成形品に限りません。
一般的なロール転写箔にも適用できます。
製品のご用途により、最適な形でご提供します。
NISSHAの抗菌機能付きIMD成形品 および 抗菌機能付き転写箔は、
SIAA(抗菌技術協議会)の認証を取得しています。
SIAAは、適正で安心できる抗菌・防カビ加工製品の普及を目的とした団体で、
抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールに適合していると認められた製品のみが
マークの使用を認められます。
大腸菌 | 黄色ブドウ球菌 | ||
---|---|---|---|
※3 Nissha HC付き 抗菌IMD |
24h培養後生菌 | ||
※2 抗菌活性値[Ut – At] |
5.9 | 4.1 | |
Nissha 防指紋+ HC付き抗菌IMD |
24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | 5.3 | 5.3 | |
Nissha 抗菌転写箔 | 24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | 5.9 | 4.1 | |
非抗菌加工品 | 24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | – | – |
※1 シャーレ内の試験片(5cm×5cm)に試験菌液0.4mlを滴下し、フィルム(4cm×4cm)をかぶせ、シャーレのふたをする。
シャーレを35±1°C,90%RH以上で24±1時間培養する。フィルムと試験片をストマッカー袋に入れてSCDLP培地10mlを加え、試験菌を洗い出し、洗い出し液中の菌数を寒天平板培養法により測定し、抗菌活性値を算出する。
(出典:JIS Z 2801 5.6 試験操作)
※2 抗菌活性値 = log(無加工試料1cm2当たり・培養後生菌数) – log(加工試料1cm2当たり・培養後生菌数)
抗菌活性値 ≧ 2.0で抗菌効果が認められる。
(= 抗菌加工試料の生菌数が無加工試料の生菌数の1%以下となること)
(出典:JIS Z 2801 5.8 試験結果)
※3 ハードコート
NISSHAの抗菌機能付き表面では、防指紋性およびハードコート性を付与することができ、高い物性かつ抗菌機能を持った表面を実現できます。
抗菌機能のない、従来の防指紋ハードコートと比較しても、耐久性が劣ることはありません。
※車載向けには開発検討段階になります。
評価項目 | 測定・試験項目 | 防指紋HC+抗菌 | 防指紋HC | |
透明性 | Haze | 2.9% (PET/離型層/HC) |
2.7% (PET/離型層/HC) |
|
密着性 | クロスカット密着 | Pass | Pass | |
クロスカット密着 (温湿度サイクル試験後) |
Pass | Pass | ||
ハードコート性 | 鉛筆硬度 (750g荷重) | 2H (ゴム無し PMMA成形品) |
2H (ゴム無し PMMA成形品) |
|
RCA摩耗性 (175g荷重×50回) |
Pass | Pass | ||
耐薬品性 | ハンドクリーム塗布 | Pass | Pass | |
防指紋性 | 接触角 (オレイン酸) | 13.4° | 13.4° | |
抗菌性 | 抗菌試験 (JIS Z2801) |
大腸菌 | ○ (抗菌活性値:5.3) |
– |
黄色ブドウ球菌 | ○ (抗菌活性値:5.3) |
– |
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