溶解性マイクロニードルパッチは、機能性成分を乾燥固化して作られた多数の微細な針(マイクロニードル)が皮膚内で溶解することにより、皮膚内へ機能性成分を直接的にデリバリーする機能を有し、医薬品・医療業界でも注目されている最先端のDDS※となります。
これをスキンケア化粧品用に当社で開発した剤型が、化粧品用溶解性マイクロニードルパッチとなります。具体的な剤型の内容と化粧品としての効能効果を発揮するまでの作用の仕組みは次の通りです。
※ドラッグデリバリーシステムの略
溶解性マイクロニードルパッチは、機能性成分を乾燥固化して作られた多数の微細な針(マイクロニードル)が皮膚内で溶解することにより、皮膚内へ機能性成分を直接的にデリバリーする機能を有し、医薬品・医療業界でも注目されている最先端のDDS※となります。
これをスキンケア化粧品用に当社で開発した剤型が、化粧品用溶解性マイクロニードルパッチとなります。具体的な剤型の内容と化粧品としての効能効果を発揮するまでの作用の仕組みは次の通りです。
※ドラッグデリバリーシステムの略
美容成分となる生体内溶解性ポリマーや機能性成分を混合し、100μm程度の一定の長さの微細なニードル形状へ適切な針密度で成形後、皮膚に貼付できるようパッチ状に加工しています。
皮膚に貼付時、溶解性マイクロニードルは皮膚のバリア機能を突破し、皮膚内部で徐々に溶解しながら、美容成分を直接的に角層奥へ浸透させます。
このため、美容成分を皮膚へ単に塗布する方法と比べ、より高い効能効果を導くことが可能となります。また、美容成分のカスタマイズにより、狙う効能効果を変えることが可能です。
使用前
使用後
当社受託製造品の標準仕様での評価
使用頻度:週2回4週間
(2017年3月第三者評価機関にて実施評価)
化粧品用溶解性
マイクロニードルパッチ
の特長
美容成分の皮膚への浸透性効果を上げながらも、薬機法を遵守した化粧品であるために、貼付時に溶解性マイクロニードルが角層を超えないニードル形状「Softip」の規格を採用しています「特許第6023752号」。
また、貼付時、注射針のような鋭い痛みがなく、当社製溶解性マイクロニードル特有の心地よいマイルドな刺激感が得られる仕様になっています。
針の先端がフラットで丈夫な円錐台の形状をしているので、針が皮膚に押し込まれた際に折れることなく、美容成分を確実に角層内に送達し、有効性(効能効果)を発揮できます。
(パッチ断面)
(Softip)
(当社にて作製)
(当社にて作製)
加圧実験条件:
針先端側から7N(皮膚へのパッチ貼付時にかかる荷重実測値を採用)で加圧
使用直前までマイクロニードル1本1本を物理的に保護する当社独自開発のパッケージ仕様を採用しています。これにより、空気酸化などによる美容成分の変性や意図しない接触によるニードルの変形を防ぐことができ、使用の際まで安定した品質を維持します。
また、マイクロニードルパッチの使用方法も直感的に理解しやすい仕様となっています。
※ パッケージは特許取得しています(特許第5931155号)
針の保護板
針1本1本を保護板で
丁寧に保護しています。
NISSHAのコア技術である高精密成形技術により製造しています(特許第5931155号)。
微細な針形状を自由度高く設計できるほか、量産時にも均一な成形品質を維持します。
また、1cm四方に400本以上という高密度設計や美容成分の効果を維持する非加熱処理により高濃度処方を実現しました。
医薬品・医療機器事業の経験を活かした⾼度な品質管理体制のもと、⾼品質な製品を量産できるクリーンな製造環境を整備しました。
2020年には化粧品の製造管理・品質管理に関する国際規格であるISO22716を取得し、認証機関により定期的に第三者チェックを受けています。
化粧品用溶解性マイクロニードルパッチの
開発、製造について
よくある質問をまとめました