「プラスチックに代わるパルプ成形品」を出展しました ~エコプロ2021~

出展報告

2021年12月8日~10日の3日間、東京ビッグサイトで開催されたエコプロ2021に「ecosense molding」の新ブランド名でサステナブルな成形品(Pulp SeriesとBiocomposite Series)を出展しました。

展示会の総来場者数は54,885人(エコプロ2021事務局公表)で、3日間とも盛況で当社のブースには約1,000人のお客さまにお越しいただきました。会期中はご多忙の折、当社ブースにお越しいただき、また当社ブースでの感染症対策にご協力いただき誠にありがとうございました。お客さまからは、パルプ成形品を見てパルプが主原料の成形品にも関わらず複雑で精密な形状再現やプラスチックに近い強度に驚く声が多く聞かれました。

Pulp Series

当社はプラスチック成形事業で培った知見を活用してパルプを原料とした成形品「Pulp Series」の開発に取り組んでいます。当社のPulp Series成形品は天然素材をベースとしており、脱石油資源、マイクロプラスチックの抑制、生分解や堆肥化、CO2排出量削減などの観点から環境負荷の低減を目指します。

Biocomposite Series

バイオコンポジット成形品「Biocomposite Series」は石油由来のプラスチックを削減することを目的とし、樹脂とバイオマス素材を混ぜ合わせた材料を成形した製品群です。天然素材を主原料としながら、パルプと比べても耐久性に優れるため、使い捨て製品のみならず長期間の使用が想定される製品としてもお使いいただけます。

サステナブル資材の統合ブランド制定

当社産業資材事業部は、2021年11月にサステナブル資材の製品群の統合ブランドとして「NISSHA ecosense(エコセンス)」を制定しました。

「NISSHA ecosense」は、脱炭素社会の実現に向けて社会のニーズを的確に捉え、柔軟な発想と技術力で社会課題の解決に貢献する当社の姿勢を表現しています。

今後は「NISSHA ecosense」ブランドとしてサステナブルな成形品のほか、環境配慮型の製品や環境分野における取り組み等にも展開していきます。

NISSHA ecosenseのブランド制定にあたり、当社の製品名称が変わります。

PIM® → Pulp-Injection(パルプインジェクション)

PF → PaperFoam®(ペーパーフォーム)

FPM → Pulp-Thermoforming(パルプサーモフォーミング)