サステナブル成形品の開発・試作拠点「NISSHAサステナブルテクノロジーセンター」を開設しました


NISSHAサステナブルテクノロジーセンター

2022年3月、産業資材事業の生産子会社であるナイテック工業株式会社の甲賀工場(滋賀県)の敷地内に、「NISSHAサステナブルテクノロジーセンター」を開設しました。

同センターは、サステナブル成形品(ecosense molding)の開発・試作拠点として、成形だけでなく材料や工法の開発にも力を入れ、多様なソリューションでお客さまのニーズに対応していきます。

現時点で導入している設備は下記の通りです。今後順次設備を増やしていく予定です。
・280t Pulp-Injection用射出成形機
・360t Pulp-Injection用射出成形機
・Biocomposite材料用 100t 射出成形機
・除湿乾燥機
・大型温風乾燥機
・80t 油圧プレス機
・三次元スキャナ測定器
・各種環境試験設備
・万能試験機(引張・圧縮試験)

甲賀工場では、2022年度より使用する電力のすべてを再生可能エネルギーである水力発電由来の電力に切り替え、2020年度比でCO2排出量を50%削減する見込みです。

NISSHAではサステナブルな成形品の提供だけでなく、生産工程においてもサステナブルな取り組みを推進していきます。

ecosense moldingとは?

ecosense molding はプラスチック成形事業で培った技術と知見をもとに天然素材を成形するソリューションです。
パルプを素材とした紙のような質感と立体形状を持つ「 Pulp Series 」と、バイオマスと植物由来の生分解する樹脂を混ぜ合わせた「Biocomposite Series」のふたつの製品群があり、さまざまな製品やパッケージ・容器、梱包資材としてご利用いただけます。