PaperFoam® ペーパーフォーム

軽さと柔らかさを兼ね備えた
パルプ発泡成形品

  • 外部からの衝撃を和らげる緩衝性
  • 製品を固定し輸送中の揺れ動きを抑制する保持力
  • 複数部品をまとめて梱包
  • プラスチックに比べ軽量(比重約0.2)
  • 着色、シボ加工による多彩な表現
  • 紙としてリサイクルが可能*

*国や地域によって異なります

パルプ発泡成形品

パルプ発泡成形品の成形方法

成形工程

  1. 主原料であるでんぷんとパルプを水と混ぜ合わせ金型内に注入します。
  2. 成形と同時に熱をかけて発泡させて3D形状を作ります。
  3. 同時に金型内で水分を飛ばし乾燥させることで発泡成形品が完成します。


特長

パルプ発泡成形品の特徴1

緩衝性・軽さ

パルプ発泡成形品は、成形品内部に気泡が多く含まれているので、低密度で柔らかく緩衝性に優れた製品です。軽量化が必要な製品に適しています。(比重約0.2)

パルプ発泡成形品の特徴2

高い保持性

緩衝性に優れるパルプ発泡成形品と製品形状に沿った造形と組み合わせることで輸送中の揺れ動きなどを抑制する設計が可能です。電子機器、医薬品、化粧品、産業機器などのトレーとして実績があります。

パルプ発泡成形品の特徴3

嵌合精度の高さ

製品内部に多くの気泡を持つ発泡成形品ですが、身と蓋の2パーツを高精度で嵌め合わせて一体化トレーとして使用いただけます。

パルプ発泡成形品の特徴4

自由なテクスチャー表現

金型に意匠を施し成形することで発泡成形品でありながら、プラスチック射出成形のようにロゴやシボなどのデザイン表現を製品表面に付け加えることが可能です。

パルプ発泡成形品の特徴5

耐荷重

厚みは5mmまで調整でき、約5kgの荷重(落下テストで検証)に対応しています。EPS(発泡スチロール)代替を想定したパルプ発泡成形品です。


想定用途

  • パルプ発泡成形品の用途例1
    用途例

    モバイルバッテリーケース

  • パルプ発泡成形品の用途例2
    用途例

    化粧品セットのパッケージ

  • パルプ発泡成形品の用途例3
    用途例

    耳栓トレー

認証

  • バイオマスマーク

    バイオマスマーク

    日本国内流通商品を対象に認定される、生物由来の資源(バイオマス)を利用した商品への表示マークです。
    認定番号:230316
    バイオマス度:85%(87.8%)
    ※ナチュラル色(着色なし)の場合のみ

  • UL Validated: 99% recovery rate of available fibers

    UL ECV
    ( paper recyclability )

    米国のリサイクル性に関する規格です。PaperFoam®は、製品に含まれる繊維(総重量の12%)を99%再利用可能であることが確認されています。

  • USDA BioPreferred Program

    USDA BioPreferred Program

    米国のバイオマス度に関する認定です。第三者機関での試験により、バイオベース度88%を認証しています。

  • UV Austria OK biobased (4 stars)

    TUV OKbiobased (4stars)

    欧州地域を対象としたバイオベース度の認証です。星1~4まで認定クラスがあります(4starsは80%以上)

  • TUV Austria OK compost Home
    TUV Austria OK compost Industrial

    TUV Austria OK compost Home & Industrial

    欧州地域を対象としたコンポスト化(一般家庭/都市型ごみ処理場)の環境安全に関する認証です。

対応可能サイズ / 数量

対応寸法(mm) 460 × 390 × H130
標準厚み(mm) 2.5 (標準) ~5.0 (耐荷重グレード)
最小R(mm) 2.0
想定企画台数(pcs) 100,000 〜