タクタイルスイッチ + 静電タッチセンサー

「触れる」「押す」の2つのアクションができるスイッチ

触るだけで反応する静電タッチセンサー、押したことがはっきりわかるタクタイルスイッチを組み合わせることでそれぞれの利点を生かした新しいユーザーインターフェースを提供します。
進化を続けるUIへの、NISSHAからの新提案です。

タクタイルスイッチとは?

ボタン部分を押し込むことで通電し、ONされるスイッチのことをタクタイルスイッチといいます。
押したときにクリック感があることが特徴です。
用途は幅広く、様々な電子機器の操作スイッチとして使用されています。
タクタイルスイッチの他に、タクティールスイッチ、タクトスイッチ※、タクティルプッシュスイッチなどと呼ばれます。
(※タクトスイッチ はアルプスアルパイン社の商標です。)

ボタンに触れるとユーザーにフィードバック!押す前のプラスワンアクション

タクタイルスイッチのカバーパーツの内側に静電センサーをインサート成形で一体化。
ボタンに指が触れたことを静電センサーが検知します。
これにより、ボタンを押す前にユーザーにフィードバックを与えるという新しいインターフェースです。
フィードバックには、光、音、振動、ディスプレイによる画面表示など用途によってさまざまな方法があります。

(使用例)

・ボタンが複数あるときに、ボタンに触れることで音声ガイドを再生する
・夜間の車内などで、手が触れるまでディスプレイ表示を消灯させることでまぶしさを軽減

フィードバックにより、ユーザーに情報や注意喚起を与えることができます。
ボタンの押し間違いによる誤動作防止や、ボタンを見ずに操作するような場面などで、より便利で安心なUIの提供に貢献します。

(利用シーン)

  • 手元が見られない状況での操作でのフィードバックや注意喚起に
  • 触れる” ”押す” の二段階入力による新しいインプット方法に
    例)触れる:説明などの操作サポート  →  押す:決定
  • 二段階入力による誤動作防止に

試作機デモ動画

試作機では、ボタンに触れるとアイコンの光の色が変わり、振動を感じる仕様となっています。

様々な素材やLEDなどとの組合せで、理想のUIを実現

柔らかい素材で押し心地の良いボタンに

光透過との組合せも可能

試作機をお試しいただけます

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製品構成イメージ

裏側に静電センサーをインサートしたボタンキャップをご提供します。
タクタイルスイッチなどのメカスイッチに本製品を組み合わせることで、静電センサーによるフィードバック機能を加えることができます。

製品適用イメージ※簡略化しています

特長

貼り合わせでは難しい小さなボタンでも設置可能

内部径9mmのボタンキャップへの試作実績がございます。

両面テープを使わないIME技術のため、振動や環境負荷に強い

静電センサー設置のために、プロセスが増えることがない

ボタンキャップの成形と同時に静電センサーをインサートするため、プロセスが増えることはありません。。

想定用途

ステアリング周りなど、車載スイッチに

ステアリング周りなど、車載スイッチに

運転者が手元を見ることなく車内操作をおこなえる安心・安全なインターフェースを実現します。
車内操作をするためにスイッチを押そうとして前方から視線をそらしてしまう状況はしばしば発生します。
しかし本開発品により、運転者がボタンに触れた段階で音声や画面表示でのフィードバックが可能になるため、運転者は手元を見ずに押したいボタンを確認できます。

ゲームや家電など、様々なUIに

ゲームや家電など、様々なUIに

ボタンに”触れる” “押す” の二段階で入力ができるため、これまでにない、新しい操作が可能です。
例えば家電製品では、ボタンに触れることでユーザーへの説明を表示するなど、操作をサポートすることができます。
ゲームコントローラーなどのエンターテイメントでも、新しい入力操作の実現に貢献できます。

産業用機器などの誤動作防止に

産業用機器などの誤動作防止に

産業用の機器など、正確な操作が求められる機器では、場合によっては、ボタンの押し間違いが大きな事故を引き起こすことにもなりかねません。
本開発品は、このような誤操作防止に役立てることができます。
ボタンを押す前にユーザーにフィードバックをおこない、注意を促し、安全性を高めることができます。

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