摩擦・せん断力センサー
ロボットや製品への組み込みセンサーとして
ユーザーインターフェースとして
摩擦力測定装置として
NISSHAは、リアルタイムに摩擦・せん断力を測定できる面状センサーを開発しました。
柔軟なシート状センサーの変形を読み取り、摩擦・せん断力の面内分布をマッピングします。
「従来の力覚センサーでは多点検出ができない」「圧力分布だけでなく、摩擦力の分布も観察したい」 「人の指先が感じる触感を評価したい」などの要望にお応えします。
薄い・フレキシブル
フィルム基材を使用しているため、非常に薄くてフラットな構造をしています。
フィルムはフレキシブル性を備えており、曲面への装着も可能です。
圧力と摩擦力を多点同時検出
センサーはフィルム上にマトリックスとして形成され、多点同時での検出が可能です。圧力だけでなく、摩擦力の面内分布を測定することができます。
小さなセンサーから大きなセンサーアレイまで
1点式の小型センサーから、5,000点以上のアレイを形成したマット型のセンサーシートまで、ご要望に応じたサイズのセンサー開発が可能です。
検出点数 | |||
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1点 | 多点(マトリックス) | ||
これまでの力覚センサー | |||
検出方向 | 1軸 (Z軸) |
![]() ロードセル 面内分布データは取得できない |
![]() 圧力センサーシート 圧力の面内分布しか選定できない |
3軸 (XYZ) |
金属製で厚みのあるセンサー ![]() 3軸力覚センサー |
![]() 3軸力覚の面内分布測定が可能 |
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![]() フィルム型フレキシブル |
![]() |
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NISSHA 摩擦・せん断力センサー |
製造現場などで使用されるロボットハンドに実装することで握る力だけでなく、引っ張る力や捻る力を制御することができます。
・研磨工程における研磨表面の仕上がり状態(滑性)の数値化
・勘合部やネジ部の接合強度の確認
など、これまで職人の技とされてきた製造技術を自動化することに貢献します。
ねじる、回す、ずらすなど、従来のコントローラでは検出できなかった動作を指先1点で入力できる今までに無いインターフェースの開発にご活用いただけます。
曲げられる特長を活かして、筒型などの曲面インターフェースへの応用も可能です。
大面積のセンサーアレイは摩擦力の面内分布をマッピングすることが可能です。
タイヤのストラクチャーの挙動分析、シューズのソールにかかる摩擦力の分析など、製品開発やトライボロジーの研究に適しています。
ベッド、車いすの座面に実装することで、圧力分布測定だけでなく、衣服やシーツの擦れ、皮膚がどの方向に引っ張られているかなどのデータを取得することが可能です。
義肢ソケットにフィルム型センサーを貼合することで、義肢と断端の接触面の様子を数値データで確認することが可能です。
当製品は開発品です。
デモ機をご覧いただけますので、お気軽にご連絡ください。
・ショールーム見学
・開発、試作、量産委託のご相談
その他、フィルムデバイスに関するご質問、ご相談はお気軽にご連絡ください。