接触界面では何が起こっているのか

摩擦・せん断力をリアルタイムマッピング

摩擦せん断センサー

3軸力覚センサーをシート上に緻密に配列

多点同時、リアルタイムに摩擦・せん断力を測定できる面状センサーシートです。
これまで、摩擦力の面内分布を知るためには、1点式の3軸力覚センサーを接触面に複数並べて測定する必要がありました。
NISSHAは、フィルムを基材とした力覚センサーをマトリックス状に配列することで、わずか3ミリピッチで摩擦力の分布をマッピングできるセンサーシートを開発しました。弾性フィルムの変形をセンシングすることで、圧力のみならず水平方向の応力変化もリアルタイムに測定できる全く新しいセンサーです。

特長

フラットなセンサーシート

フィルム基材を使用し、非常に薄い構造をしているため、床面や路面などにフラットに設置することができます。
設置面とセンサーシート面の高さに段差ができないため、タイヤでの走行、歩行動作、流体の移動などをスムーズに分析することが可能です。

緻密なセンサーマトリックス

センサーはおよそ3mmの間隔でマトリックス状に配列されています。
摩擦力はX、Yの2軸に分解して測定。
タイヤや靴底などのストラクチャーにかかる摩擦力分布を細かくマッピングすることができます。

 

このような場面でご活用いただけます

タイヤの接地面分析

タイヤの接地面における摩擦力の分布を可視化できます。
静止状態、低速での通過、ハンドルを回した時のタイヤのひねりによる摩擦力の変化などをリアルタイムにマッピングします。

シューズ底面の摩擦力分析

靴底のストラクチャーが受ける摩擦力の向きと強さをマッピングします。
歩行やランニングをする際、踵からつま先へと接地面が変化するに従い、摩擦力の方向と強さが変化する様子を観察することができます。
シューズの開発など、スポーツやヘルスケアの分野でご活用いただけます。

その他の活用事例

shear-force-sensor

ベッド、椅子、衣服など
布材、皮革などの触感や摩擦の分析

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