SIAA(抗菌製品技術協議会)は、適正で安心できる抗菌・防カビ加工製品の普及を目的とした団体で、抗菌剤・防カビ剤および抗菌・防カビ加工製品のメーカー、抗菌試験機関等が加盟しています。
抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、かつそのルールに適合した製品に
安心のシンボルSIAAマーク表示を認めています。
抗菌加工製品において、SIAA(抗菌製品技術協議会)認証を取得するには
公的機関で抗菌性と安全性について試験を実施し、クリアする必要があります。
抗菌性能試験:JIS Z2801 抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果(ISO22196と同等内容)
安全性:持続性試験法(耐光性試験、耐水性試験)の処理を行った後の製品に対し抗菌性能試験を実施
●シャーレ内の試験片(5cm×5cm)に試験菌液0.4mlを滴下し、フィルム(4cm×4cm)をかぶせ、シャーレのふたをする。シャーレを35±1°C,90%RH以上で24±1時間培養する。
フィルムと試験片をストマッカー袋に入れてSCDLP培地10mlを加え、試験菌を洗い出し、洗い出し液中の菌数を寒天平板培養法により測定し、抗菌活性値を算出する。
●培養に使用する菌種は、黄色ぶどう球菌(Staphylococcus aureus)と大腸菌(Escherichia coli)とし、それぞれに試験を行う。
●耐光性・耐水性も加味して評価するため、持続性試験法(耐光性試験及び耐水製試験)に則った処理を行った試験片を用いる。
●抗菌活性値= log(無加工試料1cm2当たり・培養後生菌数)-log(加工試料1cm2当たり・培養後生菌数)
抗菌活性値 ≧ 2.0である必要がある。
(= 抗菌加工試料の生菌数が無加工試料の生菌数の1%以下となること)
(出典:JIS Z 2801 抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果)
●抗菌機能付きIMD成形品
大腸菌 | 黄色ブドウ球菌 | ||
---|---|---|---|
Nissha 抗菌機能付き IMD成形品 |
24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | 6.0 | 3.4 | |
非抗菌加工品 | 24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | – | – |
●抗菌機能付き転写箔
大腸菌 | 黄色ブドウ球菌 | ||
---|---|---|---|
Nissha 抗菌機能付き 転写箔 |
24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | 6.0 | 3.4 | |
非抗菌加工品 | 24h培養後生菌 | ||
抗菌活性値[Ut – At] | – | – |
お気軽にお問い合わせください
CLICK