プロジェクト管理手法 Project management method

医療機器の開発におけるNISSHAのプロジェクト管理手法

NISSHA メディカルテクノロジー事業部は、医療機器分野において、受託設計・製造、ヘルスケア・ソリューション、プライベートブランドの3つのビジネスを展開しています。製造・開発拠点をグローバルに持ち、幅広いご要望に長年お応えしてきました。 近年、IT技術の発展により多拠点をまたぐ開発が容易になり、またリモートワークの普及により、プロジェクト管理はより複雑化しています。メディカルテクノロジー事業部ではプロジェクトの円滑な運用を目指し、アジャイル開発で用いられる手法を取り入れたプロジェクト管理を行っています。

アジャイル開発の手法を活用

アジャイル開発は、ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、短い開発期間単位により、リスクを最小化する手法として作られました。開発途中での仕様の変更、機能の追加が多いソフトウェア開発において、素早く、柔軟に対応するのに適した開発手法です。

アジャイル開発には様々な手法が含まれています。特に、タスク管理やスケジュール管理においては、ソフトウェア開発に限らず、チームマネジメントやプロジェクト管理の手法として、ビジネスや製造現場など、様々なシーンで活用されています。

NISSHAでは医療機器の受託開発・製造プロジェクトにアジャイル開発で用いられるプロジェクト管理の手法を取り入れ、確実かつスムーズなプロジェクト立ち上げを目指しています。

スクラムの活用

アジャイル開発の手法の1つにスクラムがあります。

チームで仕事を進めるためのフレームワークであり、チーム間でのコミュニケーションを重視しています。 NISSHAはプロジェクト管理にこの手法を取り入れました。

まず、チームのタスクリストを作り(スプリント・バックログ)、優先順位をつけてリソースを配分し、各タスクが確実に終了できるか検討します。それぞれのタスクは、チーム全体の仕事であって、自分、または誰かの仕事としてではなく、チーム一丸となって取り組みます。これを行うには、チーム内での情報共有が重要であり、情報がデジタルツールで共有されるとともに、毎朝15分程度の打ち合わせ(デイリースクラム)が実施されています。

デイリースクラムでは、3つの内容を確認します。昨日やったこと、今日やること、開発を進める障害が起きていなか。この内容をもとに、タスクリストを動かし、最終的に全てを完了させていきます。障害については、早期解決のために別に会議が開かれ、意見交換や解決策の検討が行われます。

これにより、障害は早期に発見されて解決され、開発の進捗が遅れることがなく、決められた期間で進行していくことが可能になります。また、プログラムトマネージャーが全体を把握して開発を進めるので、開発のどの段階においても進捗状況を直ちに確認ができ、ワンストップで問い合わせに速やかに対応することができます。

アジャイル手法によるスムーズな医療機器開発

NISSHAはこれまで、複数のグローバル拠点をまたぐ医療機器の開発プロジェクトを多く経験してきました。

スクラムなどのアジャイル開発で用いられる手法を取り入れたプロジェクト管理により、時間や距離の離れたプロジェクトであっても円滑に進行することができます。

チーム内だけでなく、お客さまとのコミュニケーションも積極的に行うことで、早い段階で多くの問題点やリスクを洗い出して対応するフロントローディング型の開発にもつながります。

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