フォトエッチングプロセス
フォトエッチングプロセスは、ロールtoロール方式で、電極や配線、絶縁膜などをベースフィルムにパターニングしていく方法です。透明電極やヒーター、アンテナなどの各種デバイスパターンを形成可能です。
ITO,Cu,CuNi,Niなど、各種金属や合金を製膜材料としたフォトエッチングプロセスでは、最小でL/S = 10/10μmの加工精度を実現しています。
NISSHAでは、精度の高い加工技術に加えて、ベースフィルムへの両面加工や500×1000mm程度の大面積フォトマスクにも対応可能です。大量生産のために必要不可欠な多数個どりや大型モジュールの生産など、さまざまなニーズに応えられます。
スクリーン印刷レジストによるエッチングプロセス
スクリーン印刷レジストによるエッチングプロセスでは、スクリーン印刷でレジスト材をフィルムに印刷し、フォトマスクを形成します。ITOを成膜材料、PETをベースフィルムとした場合、L/S=50/50μmの加工精度を実現しています。
フォトマスクが必要ないため、フォトエッチングと比較して低コストでの生産が可能です。
スクリーン印刷によるパターニング
スクリーン印刷によるパターニングとは、Agペースト、カーボンペースト、有機導電材料などを用いて、スクリーン印刷によりフィルムに配線や絶縁膜をパターニングする方法です。L/S=50/50μmの加工精度を実現しています。
レーザーエッチング
レーザーエッチングは、レーザーを用いて表面から既定の深さまで、素材を除去する加工法です。加工精度はL/S=30/40μmを実現しています。
貼合加工
NISSHAでは、ロールtoロール、シートtoシートそれぞれの貼合加工に対応しており、精度は±200μmです。
筐体/機能性パーツとの貼合
フィルム同士の貼合だけでなく、偏光板やLCDモジュール、フィルム素子を実装する筐体との貼合に対応しています。ガラスやプラスチックシート材などの平らな板との貼合だけでなく、カバーパーツや大型プラスチック成型品など、曲面形状を持つパーツとの貼合も可能です。
外形カット加工
ダイカットやレーザーカットなど、個片への打ち抜き加工に対応しており、その打ち抜き位置精度は±150μmを実現しています。COPなどの割れやすいフィルム基材は打ち抜きが難しいですが、NISSHAでは実績があり、ハーフカットにも対応可能です。